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J-GLOBAL ID：201202263986802337   整理番号：12A0861617

フルオロプロペン冷媒の分子モデリング

Molecular Modeling of Fluoropropene Refrigerants

著者 (1件)： RAABE Gabriele (Technische Univ. Braunschweig, Braunschweig, DEU)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 116  号： 19  ページ： 5744-5751  発行年： 2012年05月17日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 低大域昇温能力冷媒混合物中純化合物または成分のいずれかで,冷媒として最近幾つかのフルオロプロペンは考慮されている。それらの限定的商業生産のためフルオロプロペンとそれらの混合物の熱物理的性質に関する実験データは一般に稀であり,技法応用面でそれらの性能に関する探索を邪魔している。原理的に,適切分子間ポテンシャル関数(「力の場」)が入手可能ならば冷媒と冷媒混合物の関連性質を予測するため分子シミュレーションを使用できる。3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン(HFO-1243zf),2,3,3,3-テトラフルオロ-1-プロペン(HFO-1234yf)及びヘキサフルオロ-1-プロペン(HFO-1216)に関する著者らの先の研究(本誌,2010,114,10133~10142)において,フルオロプロペンに対する伝達性力の場を導入した。ここでは,力の場モデルをtrans-とcis-1,3,3,3-テトラフルオロ-1-プロペン(HFO-1234ze(E),HFO-1234ze)とcis-1,2,3,3,3-ペンタフルオロ-1-プロペン(HFO-1225ye(z))への力の場モデル拡張と同様にHFO-1216に対する改定シミュレーション結果を提供した。実験結果と比較してこれらの化合物の蒸気圧,飽和密度及び蒸発熱についてGibbs集団シミュレーション結果を示した。シミュレーション結果は力の場モデルが種々のフルオロプロペンの信頼できる予測を可能にし,HFO-1234zeとHFO-1234ze(E)の種々の蒸気-液体共存及び蒸気圧曲線も十分に再現した。これらの二種類の異性体について,それらの局所構造に関して分子動力学シミュレーションも示した。

シソーラス用語： *脂肪族フッ素化合物 ,  *冷媒 ,  分子間ポテンシャル ,  *力の場 ,  分子構造 ,  *分子モデル ,  分子間相互作用 ,  蒸気圧 ,  密度 ,  蒸発熱 ,  立体異性体 ,  局所性 ,  計算機シミュレーション ,  分子動力学 ,  状態図 ,  モンテカルロ法 ,  計算化学 ,  動径分布関数 ,  気液平衡 ,  オレフィン化合物
準シソーラス用語： HFC系冷媒 ,  液体密度 ,  共存曲線 ,  局所構造 ,  混合冷媒 ,  分子シミュレーション ,  分子モデリング ,  分子動力学シミュレーション

分類 (2件)： 脂肪族ハロゲン化合物  (CF03050P) ,  冷媒,ブライン  (PD02000M)

物質索引 (6件)： 3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン ,  ヘキサフルオロ-1-プロペン ,  HFO-1,2,3,4yf ,  (Z)-1,3,3,3-テトラフルオロ-1-プロペン ,  (Z)-1,2,3,3,3-ペンタフルオロ-1-プロペン ,  (E)-1,3,3,3-テトラフルオロ-1-プロペン

タイトルに関連する用語 (2件)： 冷媒 ,  分子モデリング