文献

J-GLOBAL ID：201202264158890865   整理番号：12A0584356

地球的変動の生態毒性学:海洋無脊椎動物,色々な種応答及び色々な実験手法

Global change ecotoxicology: Identification of early life history bottlenecks in marine invertebrates, variable species responses and variable experimental approaches

著者 (1件)： BYRNE M. (Schools of Medical and Biological Sci., Univ. of Sydney, NSW 2006, AUS)
資料名： Marine Environmental Research  (Marine Environmental Research)
巻： 76  ページ： 3-15  発行年： 2012年05月 
JST資料番号： A0076B  ISSN： 0141-1136  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 気候変動は海洋生物相に対する脅威である,と言うのは増加する大気CO₂が海洋温暖化,酸性化,高炭酸ガスを生じ,炭酸塩飽和低下を生むからである。これ等のストレッサは無脊椎動物発育に毒性効果を持っている。群集の持続性と成功は,全ての個体発生的時期が成功裏に完了することが必要であり,彼等の環境ストレッサに対する感受性に由来して,発育時期は変貌する海洋における群集ボトルネックになることが考えられる。地球的変動生態毒性学は,気候変動に対して脆弱な海洋無脊椎動物発育時期の同定に常に使用されてきた。研究及び使用された方法論に対する本概観が,多くの研究が酸性化に焦点を当て,僅かの研究が海洋温暖化に焦点を当てたことを示した,発育温熱抵抗性に関する長い研究の歴史にもかかわらず。ストレッサの相互作用効果は貧弱にしか研究されていなかった。研究間で実験手法が異なった。多くの種に於いて受精が温暖化及び/或いは酸性化に広い範囲の耐性を示した,異なる方法論が研究間比較を混乱させたが。初期発育は温暖化に感受性であり,多くの石灰化幼生は酸性化/増大するpCO₂に敏感であった。複数ストレッサ研究で,中程度の温暖化がいくつかの種に於ける石灰化に対する酸性化の悪影響を打ち消した。海洋変化ストレッサに対する種感受性は異なるが,非石灰化幼生が近未来の海洋変化に弾性的が有るように見えた。海洋変化ストレッサに対する感受性の種相違が,疑いも無く色々な許容レベル,配偶子の不整合な取り扱いの不整合な取り扱いを反映し,胚及び幼生は恐らく異なる,子0となる研究成果に影響する様であった。統合的’developmental domino effect’に由来し,生活史応答は個体発生的時期に影響を受けるようであり,その時点で実験培養が開始された。複数ストレッサ実験に於いて,初期発育(可能な場合受精)に於ける気候変動ストレッサに対する曝露研究が個体発生的感受性同定のために必要であり,これはより多くの整合した方法論によって可能になると考えた。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *気候変動 ,  *毒性 ,  *毒性試験 ,  環境汚染 ,  生態系 ,  *海洋動物 ,  *二酸化炭素 ,  *温暖化 ,  *酸性化 ,  炭酸塩 ,  *個体発生 ,  ポピュレーションダイナミックス ,  感受性 ,  成長期 ,  成長異常 ,  方法論 ,  技術展望 ,  文献展望 ,  耐熱性 ,  相互作用 ,  区域 ,  受精 ,  石灰化 ,  幼生
準シソーラス用語： グローバル気候変動 ,  *生態毒性 ,  *海洋無脊椎動物 ,  *大気二酸化炭素 ,  *海洋酸性化 ,  ストレッサー ,  ストレス感受性 ,  発育期間 ,  発育異常 ,  熱抵抗性 ,  研究分野

分類 (3件)： 生態学一般  (EE01010I) ,  動物に対する影響  (EE04040K) ,  環境問題  (SA01020V)

タイトルに関連する用語 (7件)： 地球 ,  生態毒性学 ,  海洋無脊椎動物 ,  種 ,  応答 ,  実験 ,  手法