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J-GLOBAL ID：201202264347459040   整理番号：12A0362070

土壌に吸着したトルクロホスメチルおよびジエトフェンカルブ由来残渣の運命

Fate of aged tolclofos-methyl and diethofencarb residues in soil

著者 (2件)： KODAKA Rika (Environmental Health Sci. Lab., Sumitomo Chemical Co., Ltd.) ,  KATAGI Toshiyuki (Environmental Health Sci. Lab., Sumitomo Chemical Co., Ltd.)
資料名： Journal of Pesticide Science  (Journal of Pesticide Science)
巻： 37  号： 1  ページ： 76-79 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： F0886B  ISSN： 1348-589X  CODEN： JPSTCF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ¹⁴Cで標識したトルクロホスメチルおよびジエトフェンカルブ由来の土壌残渣の運命を,有機土壌改良剤の存在および非存在下で調べた。まず,これらの¹⁴C標識農薬を20±2°Cの暗所で3か月保温静置した後,同量の未処理土壌または乾土重量当たり0.3%の有機物を土壌に添加してさらに6か月保温静置し,土壌残渣に及ぼす有機物添加の影響を調べた。その結果,時間が経過した¹⁴C残渣の4~11%だけが含水有機溶媒に抽出され,ほとんどが土壌に強く吸着したことが示唆された。未処理土壌や有機物の添加により無機化が無添加土壌よりも若干促進され,添加から6か月後に結合型¹⁴C11~24%の放出が認められた。時間が経過した土壌中の結合型残渣は有機溶媒にさえも容易に放出されなかったが,微生物によって利用されて次第に無機化されることができた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *有機リン系殺虫剤 ,  *有機リン殺菌剤 ,  *フェノール類 ,  *芳香族塩素化合物 ,  *無機酸エステル ,  *農業殺菌剤 ,  *カルバミド酸エステル ,  *フェノールエーテル ,  *芳香族アミン ,  *土壌物質動態 ,  残留物 ,  微生物分解 ,  有機物 ,  バイオアベイラビリティ ,  土壌微生物 ,  無機化 ,  吸着 ,  耕土 ,  残留農薬 ,  土壌改良剤 ,  有機物施用
準シソーラス用語： 生物利用性 ,  土壌残渣 ,  有機土壌改良剤

分類 (3件)： 農薬一般  (FB06010J) ,  土壌汚染  (FB04100T) ,  農薬  (SB05030L)

物質索引 (2件)： ジエトフェンカルブ ,  トルクロホスメチル

引用文献 (15件)：

• 1) OECD Guideline for the testing of chemicals 307 (April 2002).
• 2) M. Alexander: Environ. Sci. Technol. 29, 2713–2717 (1995).
• 3) M. Alexander: Environ. Sci. Technol. 34, 4259–4265 (2000).
• 4) B. Gevao, K. T. Semple and K. C. Jones: Environ. Pollut. 108, 3–14 (2000).
• 5) G. L. Northcott and K. C. Jones: Environ. Pollut. 108, 19–43 (2000).

タイトルに関連する用語 (5件)： 土壌 ,  吸着 ,  トルクロホスメチル ,  ジエトフェンカルブ ,  残渣