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J-GLOBAL ID：201202264362674900   整理番号：12A0097479

新規なジカチオン型高速液体クロマトグラフィー用充填剤の合成とその糖分析への応用

Synthesis of New Di-Cation Type Stationary Phases for High Performance Anion-Exchange Chromatographic Separation of Carbohydrates

著者 (6件)： 井上和美 (お茶の水女子大学人間文化研究科人間環境科学専攻) ,  山崎香織 (北里大学理学部化学科) ,  北原恵一 (東京医科大学医学部化学教室) ,  會川義寛 (お茶の水女子大学人間文化研究科人間環境科学専攻) ,  荒井貞夫 (東京医科大学医学部化学教室) ,  花田(増田)尊子 (東京医科大学医学部化学教室)
資料名： 分析化学
巻： 60  号： 12  ページ： 959-964 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： F0008A  ISSN： 0525-1931  CODEN： BNSKAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： クロロメチルスチレン-ジビニルベンゼン共重合体とN,N,N’,N’-テトラメチル-1,6-ジアミノヘキサンから合成した四級窒素原子を一つ有するモノカチオン型充填剤に,アルキル鎖の異なるメタンスルホン酸エステルを反応させ,四級窒素原子を二つに増加させた,新規なジカチオン型陰イオン交換高速液体クロマトグラフィー用充填剤を合成した.ジカチオン型充填剤のイオン交換容量は,1.39 mmol g^-1(末端アルキル鎖長m =1),1.08 mmol g^-1(m =6),1.15 mmol g^-1(m =10),1.11 mmol g^-1(m =14)であり,モノカチオン型充填剤のイオン交換容量は0.88 mmol g^-1であった.これらの充填剤を用いて溶離液0.1 M水酸化ナトリウム水溶液の条件でアルドペントースの分析を行った.ジカチオン型充填剤を用いると,モノカチオン型充填剤では分離できなかったアルドース4種すべてが分離できた.(著者抄録)

シソーラス用語： *高速液体クロマトグラフィー ,  ビニル化合物 ,  芳香族炭化水素 ,  ポリスチレン-ジビニルベンゼン ,  脂肪族化合物 ,  有機硫黄酸 ,  *イオン交換体 ,  充填剤 ,  *アルドース ,  第四アンモニウム ,  化学合成 ,  分離効率 ,  アルキレンジアミン ,  ジアミン ,  第一アミン ,  ジビニルベンゼン ,  メシラート類
準シソーラス用語： ポリカチオン ,  メタンスルホン酸エステル

分類 (3件)： クロマトグラフィー,電気泳動  (CC01050S) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L) ,  炭水化物一般  (CF10051Q)

物質索引 (2件)： 1,6-ジアミノヘキサン ,  クロロメチルスチレン

引用文献 (19件)：

• 1) T. Suzuki, A. Sometani, Y. Yamazaki, G. Horiike, Y. Mizutani, H. Masuda, M. Yamada, H. Tahara, G. Xu, D. Miyamoto, N. Oku, S. Okada, M. Kiso, A. Hasegawa, T. Ito, Y. Kawaoka, Y. Suzuki : Biochem. J., 318, 389 (1996).
• 2) 水口惣平,野村和子,出嶋克史,安藤恵子,三谷昌平,宇山 徹,北山裕之,菅原一幸,野村一也 : 蛋白質 核酸 酵素,49, 141 (2004).
• 3) K. Shinya, M. Ebina, S. Yamada, M. Ono, N. Kasai, Y. Kawaoka : Nature, 440, 435 (2006).
• 4) K. Yamamoto, K. Hamase, K. Zaitsu : J. Chromatogr. A, 1004, 99 (2003).
• 5) Y. C. Lee : Anal. Biochem., 189, 151 (1990).

タイトルに関連する用語 (6件)： ジカチオン ,  高速液体クロマトグラフィー ,  充填剤 ,  糖 ,  分析 ,  応用