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J-GLOBAL ID:201202264557355221   整理番号:12A1245325

Shiga毒素産生Escherichia coli O157:H7および非O157菌株類による生物膜形成および食品加工環境における通常使用される殺菌剤に対するそれらの耐性

Biofilm Formation by Shiga Toxin-Producing Escherichia coli O157:H7 and Non-O157 Strains and Their Tolerance to Sanitizers Commonly Used in the Food Processing Environment
著者 (5件):
資料名:
巻: 75  号:ページ: 1418-1428  発行年: 2012年08月 
JST資料番号: E0048A  ISSN: 0362-028X  CODEN: JFPRDR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Shiga毒素生成大腸菌(STEC)は種々の血清型を有しているが,重大な食中毒菌であり公衆衛生上多大な経費の出費負担を伴う。STECに感染すると出血性下痢および溶血性尿毒症症候群などの症状を示すことが報告されている。このSTECは発見されて以来,STEC O157:H7が最も頻繁に検出され北米からアジアまで多くの臨床疾患を発症させている。また,非O157血清型菌株類も重大な疾患に関与しており,散発性疾患とも関連性がある。種々のSTECは食品および食品接触表面に生物膜形成能があり,2次汚染の危険性があることが確認されている。微生物膜形成状態の微生物はプランクトン様微生物よりも殺菌剤に対して抵抗性があることも報告されている。ここでは,STEC O157:H7および非O157菌株類による生物膜形成および食品加工環境における通常使用される殺菌剤(第4級塩化アンモニウムが基本のVanquish,およびクロリン)に対するそれらの耐性について検討した。実験の結果,ポリスチレン表面への種々のSTEC血清型菌株による生物膜形成は菌株依存が大きかったが,2種類の非O157菌株類は血清型O157:H7と比較してガラス表面上の空気-液体界面において高い確率の薄膜形成を示した。生物膜細胞の有意な減少が殺菌剤処理で起こった。殺菌剤に対するのSTEC生物膜耐性は血清型に関係なく菌株に依存していた。Curli発現はSTEC生物膜形成および殺菌剤耐性に重要な役割を演じていることが分かった。さらに,微生物血清型および菌株,表面物質および他の環境条件などがSTEC生物膜形成に有意に影響することが分かった。種々のSTEC血清型菌株による生物膜形成,特にcurli陽性非O157菌株類による薄膜形成の強い傾向は食品汚染につながる食品接触面の微生物コロニーの形成に貢献している。
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分類 (3件):
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食品一般  ,  食品衛生一般  ,  微生物の生化学 
物質索引 (1件):
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