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J-GLOBAL ID:201202264559922360   整理番号:12A0915658

諫早湾および隣接する調整池における底質の栄養塩分布

Distribution of nutrient concentration in the sedimont of Isahaya Bay and the adjoining regulating reservoir
著者 (8件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 69-81  発行年: 2012年05月15日 
JST資料番号: L1426A  ISSN: 0916-8362  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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1997年,諫早湾に潮受け堤防が建設されて以来,調整池底質の栄養塩調査はあまり行われてこなかった。今後予想される排水門の開放に伴う底質の巻き上げの影響を評価するため,2011年2月に諫早湾8地点と調整池5地点の底質調査を行い,栄養塩分布を調べた。底質間隙水のNH<sub>4</sub>-N濃度とPO<sub>4</sub>-P濃度は,諫早湾と調整池で有意差(P>0.05)はなかった。開門に伴い調整池全域の底質が深さ10cmまで巻き上がった場合における間隙水からの栄養塩放出量を試算した結果,NH<sub>4</sub>-N量は7.1t(5.1×10<sup>5</sup>mol),PO<sub>4</sub>-P量は1.0t(3.2×10<sup>4</sup>mol)と見積もられた。底質の平均吸着態NH<sub>4</sub>-N量は,諫早湾で1.8μmol gDW<sup>-1</sup>,調整池で8.0μmol gDW<sup>-1</sup>であり,有意差(P<0.05)があった。これは淡水化で塩分の低下した調整池底質のNH<sub>4</sub>-N吸着能が高まった結果と考えられた。開門に伴う調整池の塩分増加により調整池底質からNH<sub>4</sub>-Nが脱着し,海水に拡散する可能性がある。そのため,開門に伴う諫早湾と調整池の栄養塩濃度変化を正確に予測するには,底質の巻き上げの程度や脱着するNH<sub>4</sub>-N量について詳細な検討が必要である。(著者抄録)
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分類 (3件):
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水圏・生物圏の地球化学  ,  生態系  ,  海洋汚濁 
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