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J-GLOBAL ID:201202264598988697   整理番号:12A0724256

カドミウム汚染水田における塩化第二鉄(III)を用いるオンサイト土壌洗浄の生態リスク評価

Ecological risk assessment of on-site soil washing with iron(III) chloride in cadmium-contaminated paddy field
著者 (6件):
資料名:
巻: 80  ページ: 84-90  発行年: 2012年06月01日 
JST資料番号: A0825B  ISSN: 0147-6513  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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塩化第二鉄(III)によるオンサイト土壌洗浄は土壌中のCd濃度を減少させ,そのため食物中のCdによって起こるヒトの健康リスクの減少にもつながる。しかし土壌洗浄排水が野外の水界生態系に放出されたとき,水生生物を脅かす可能性がある。そこで日本の長野県及び新潟県で試行規模のオンサイト土壌洗浄及び生態系リスク評価を行った。排水の生態学的影響は2つの方法で調べた。第一の方法は標準的な水生試験生物を用いた生物アッセイである。長野サイトからの2倍に希釈した排水と新潟サイトからの元の排水は緑藻,ミジンコ,トビケラ及び魚類に有意な影響を及ぼさなかった。安全な希釈率は,安全係数10を勘案し長野サイト及び新潟サイトそれぞれで20及び10倍と推定した。2つ目の方法は化学分析及び種の感受性分布概念を用いた確率的影響分析である。CaCl2,Al,Zn及びMnの混合効果は応答加法モデルを適用することで考えた。5%の種が影響を受ける潜在性で評価したとき,長野及び新潟サイトの安全希釈率はそれぞれ7.1及び23.6倍であった。長野サイトと新潟サイトにおける河川水による実際の排水の希釈率はそれぞれ2200~6700倍,1300~110000倍であった。これら数値は2つの手法で求めた安全希釈率よりずっと大きい。したがって土壌洗浄の水生生物に対する生態学的リスクは問題となるレベルより低いと評価した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
廃棄物処理一般  ,  カドミウムとその化合物  ,  土壌汚染 

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