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J-GLOBAL ID:201202264664545041   整理番号:12A1295279

生物共役用プラットフォームとしての表面開始N-カルボキシ無水物(NCA)重合によるポリペプチド-グラフト化マクロ多孔質ポリHIPE

Polypeptide-Grafted Macroporous PolyHIPE by Surface-Initiated N-Carboxyanhydride (NCA) Polymerization as a Platform for Bioconjugation
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巻: 45  号: 15  ページ: 6127-6135  発行年: 2012年08月14日 
JST資料番号: B0952A  ISSN: 0024-9297  CODEN: MAMOBX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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高い表面積を有する多孔質重合体モノリスは優れた流動および物質移動特性を有し,カラム/濾別,有機化学の担体,再生医療および3次元細胞培養用媒体として,理想的適性を有する。調節可能表面官能基を有する高分散エマルション(ポリHIPE)よりなる新しい型の官能化マクロ多孔質モノリスを表面への直接ポリペプチドグラフト化により開発した。第一段階で,アミノ官能化ポリHIPEを,スチレンエマルションおよびそのラジカル熱重合で4-ビニルベンジルアミンまたは4-ビニルベンジルフタルイミドを添加して,得た。得られたモノリスは,期待通りの連続気泡モルフォロジーおよび高い表面積を示した。取り込んだアミノ基を首尾よく利用し,ベンジル-L-グルタミン酸N-カルボキシ無水物(BLG NCA)およびベンジルオキシカルボニル-L-リシン(Lys(Z))NCAの開環重合を開始した。SEMおよびFT-IR分析により,結果として,ポリHIPE内部表面が隈無くポリペプチドの高密度均一膜で被覆されているのを確認した。ポリHIPE表面へのポリペプチドグラフト化量は,アミノ官能化ポリHIPEに対するアミノ酸NCAの初期値を変えることにより,調整できた。引き続いて,ポリペプチド保護基を除去して,高度に官能化したポリHIPE-g-ポリグルタミン酸およびポリHIPE-g-ポリリジンを得た。両方の型のポリペプチドグラフト化モノリスは,pHに対応して,それらの親水性を変化した。高密度の官能基(-COOHあるいは-NH2)を,2段目反応に用いることができる可能性を,高分子-三次元スキャフォールド表面上に,強化緑色蛍光蛋白質(eGFP)およびフルオレセインイソシアナート(FITC)を首尾良く,生物共役できることより実証した。ポリペプチド-グラフト化ポリHIPEと共役したeGFPおよびFITC量は,アミノ官能化ポリHIPEの場合より著しく高く,高度に官能化したポリHIPEを達成するためのグラフト化ポリペプチドの優位性を示せた。ここで示された材料および方法論により,バイオセンサーならびにバイオ分離分野への応用の可能性が拓かれた。
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分類 (1件):
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高分子固体の構造と形態学 
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