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J-GLOBAL ID:201202264698782883   整理番号:12A0231017

植物における飛程末端近くの炭素イオンの変異誘発性作用

Mutagenic effects of carbon ions near the range end in plants
著者 (4件):
資料名:
巻: 731  号: 1-2  ページ: 41-47  発行年: 2012年03月01日 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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植物における加速重イオンの変異誘発作用についての洞察を得るために,飛程末端近くの炭素イオン(平均線エネルギー付与(LET):425keV/μm)の変異誘発作用が,種子に浸透した炭素イオン(平均LET:113keV/μm)の作用と比較された。照射化Arabidopsis植物からのEscherichia coli rpsLのプラスミド救済による変異解析は,113keV/μm炭素イオンに対して変異体頻度において2.7倍の増加を示し,一方変異体頻度の増強は飛程末端近くの炭素イオンでは観察されなかった。これは,飛程末端近くの炭素イオンがプラスミド救済により回復されない突然変異を誘導したことを示唆した。非相同性末端結合修復に欠けるArabidopsis DNAリガーゼIV変異体は,両方の型の炭素イオン照射に対して高い感受性を示した。野生型と修復欠損変異体間の照射感受性の相違は,飛程末端近くの炭素イオンに対しては大きく減少され,これらイオンが回復できないDNA損傷を誘導することを示唆した。Arabidopsis GL1遺伝子座の変異解析は,滑らかな変異体区域誘発の頻度が2つの型の炭素イオン照射間で異なっていないが,大きな欠失(>~30kb)が飛程末端近くの炭素イオンにより6倍より頻繁に誘導されることを示した。352keV/μmのネオンイオンが用いられたときに,これらは113keV/μm炭素イオンと比較して誘導した大きな欠失の頻度の6.4倍の増加を示した。著者らは,大きな欠失の割合が,哺乳類細胞で報告されているように,植物においてLETにより増加することを示唆する。飛程末端近くの炭素イオンによる植物において誘導された突然変異の性質は,プラスミド救済による突然変異検出及び子孫への伝達率に関連して考察される。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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植物に対する影響  ,  植物の生化学  ,  分子遺伝学一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
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