抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
三重県は,比較的日照条件や風況が良く,また豊かな森林資源に恵まれていることから,新エネルギーの導入に取り組む事業者が点在し,それらの事業者が所有する新エネルギー施設(13施設)を次世代エネルギーパークとして位置づけている。主な3施設の概要は次の通りである;(1)シャープ(株)亀山工場(太陽光発電施設):工場に設置されている太陽光発電施設の規模は5,210kWで,建物に設置しているものでは世界最大級である。設置場所は,工場の屋上の他に,大面積の窓ガラスにシースルー型の薄膜シリコン電池が設置されている。(2)松坂木質バイオマス熱利用協同組合:未利用間伐材等をチップ化したものをボイラーで燃やして蒸気を生産し,近隣の工場に販売している。現在,1日約100tもの木材が燃料として有効利用され,近隣の工場では,重油の使用量が70%削減されている。(3)青山高原の風力発電施設:津市と伊賀市にかけて広がる青山高原は,若狭湾から琵琶湖,伊勢湾に抜ける風の通り道になっており,非常に風況が良く,51基の風力発電施設(全72,000kW)が設置されている。