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J-GLOBAL ID:201202264870131202   整理番号:12A0811483

オンライン結合地域気候-化学-エアロゾルモデルを用いた東アジアの砂塵嵐シーズンにおけるエアロゾルの直接放射効果の検討

Investigation of direct radiative effects of aerosols in dust storm season over East Asia with an online coupled regional climate-chemistry-aerosol model
著者 (4件):
資料名:
巻: 54  ページ: 688-699  発行年: 2012年07月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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新規オンライン結合地域気象-化学-エアロゾルモデル(RIEMS-Chemaero)を開発し,3月19日~22日に非常に強い砂塵嵐が以前砂塵嵐がほとんど観測されない中国南部の珠江デルタを含む中国東部全体のほとんどを覆った2010年3月の東アジアの砂塵エアロゾルと混合エアロゾルの直接的放射効果を検討するために応用した。モデル結果をAERONET測定と衛星復元(MODIS)からのPM10濃度とエアロゾル光学的深さ(AOD)の地上観察で評価した。比較はエアロゾルの空間分布と時間的変動,砂塵嵐期間の砂塵発達の主要特徴の再現でのRIEMS-Chemaeroの良好な能力を示した。だがモデルは農村部よりも都市部で大きなバイアスを伴い,AERONET部で一般的にAODを低く予測する傾向だった。砂塵エアロゾルは砂塵嵐期間に放射エネルギー量に対し有意な影響を誘導し,ゴビ砂漠地表で短波と長波放射強制力の4日平均値は各々-90W・m-2と+40W・m-2だった。地表の月間平均正味砂塵放射強制力は砂塵ソース地域で-9~-24W・m-2,黄河,揚子江,黄海の中央と下部範囲を含む風下地域で-6~-21W・m-2だった。TOAでの正味砂塵放射強制力は大陸の広範囲でほぼゼロから+6.0W・m-2で変化した。全ドメインの平均砂塵,非砂塵エアロゾルと全エアロゾル(砂塵+海塩+人為的エアロゾル)による正味の直接放射強制力の月間平均値は地表で各々-3.9W・m-2,-5.6W・m-2,-9.3W・m-2,TOAで+0.9W・m-2,-3.0W・m-2,-2.0W・m-2で,軽度の砂塵温暖効果と東アジアの春の全体的エアロゾル低温効果を示した。中国東部では地表での砂塵,非砂塵エアロゾルと全エアロゾルによる正味放射強制力は高頻度の砂塵影響と本地域での強い人為的排出で増加した。砂塵強制力は同ドメインの地表での総エアロゾル強制力の約42%に対応し,放射量と地域気象での鉱物砂塵の重要な役割を暗示した。砂塵エアロゾルの準直接効果は同ドメインの雲量を減少させる傾向で,直接放射強制力の部分的な原因である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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粒状物調査測定 

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