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J-GLOBAL ID：201202265080746211   整理番号：12A0636105

新系統「はなっこりーME」と「はなっこりーL」の育成および特性

Development and Characteristics of New Lines ‘Hanakkori ME’ and ‘Hanakkori L’

著者 (5件)： 藤井宏栄 (山口県農林総合技術セ) ,  岡藤由美子 (山口県農林総合技術セ) ,  岡藤由美子 (下関農林事務所) ,  陶山紀江 (山口県農林総合技術セ) ,  陶山紀江 (下関農林事務所)
資料名： 山口県農林総合技術センター研究報告  (Bulletin of the Yamaguchi Perfectural Agricultural & Forestry. General Technology Center)
号： 3  ページ： 25-30  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： Z0134B  ISSN： 2185-0437  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「はなっこりーME」は「中国菜心」を母本とし,ブロッコリー「ビッグトップ」を父本に,「はなっこりーL」は「中国菜心」を母本とし,ブロッコリー「瑞麟」を父本に交雑した胚珠を培養し,複二倍体化して育成した。10月定植における収穫始期までの積算温度から,「はなっこりー」を早生とすると,「ME」は中早生,「L」は晩生に位置づけられる。また,収穫盛期は,「ME」は1月から3月,「L」は3月から5月となる。両系統ともに低温伸長性に優れ,「はなっこりー」より株が大きく側枝が太いため,収量性に優れる。加えて花蕾のしまりが良いため収穫調製労力を削減できる。系統の形態に関する固定度は「はなっこりー」と同等である。(著者抄録)

シソーラス用語： *ブロッコリ ,  栽培品種 ,  *作物育種 ,  新品種
準シソーラス用語： はなっこりーL ,  はなっこりーME

分類 (2件)： 野菜  (FC03043X) ,  作物の品種改良  (FC02030G)

引用文献 (6件)：

• 金子和彦・岡藤由美子・松本理.1996.胚珠培養によるBrassica campestrisとB. o1eraceaの属間雑種及びRapanus sativusとB. campestrisの属間雑種の育成.山口農試研報47:6-13.
• 高田宗男・丸山靖志・国枝春己・日比野義昭・宇治原清尚・矢井治夫・越川兼行・土井寿生・津田薫.1987.人為複二倍体の結球性新野菜バクランの一代雑種品種育成と栽培技術確立の研究.岐阜県農業総合研究センター研究報告.第1号:1-183.
• 田口拓郎・坂本浩司・寺田雅一.1993.キャベツとハクサイの体細胞雑種における変異.植物組織培養.10(2):138-143.
• K.Fujii・ N.Ohmido.2011.Stable progeny production of the amphidiploid resynthesized Brassica napus cv. Hanakkori, a newly bred vegetable. Theor Appl Genet. 123:1433-1443.
• 松澤康男.1983.アブラナ属の種間交雑に関する研究II Brassica oleraceaとB. campestrisの交雑親和性.育雑33:321-330.

タイトルに関連する用語 (1件)： 系統