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J-GLOBAL ID:201202265625279071   整理番号:12A1603945

酪酸への耐性はBcl-2のアップレギュレーション及びBaxの不活性化を介してヒト結腸腺癌細胞の胆汁酸誘導アポトーシスを低減する

Resistance to butyrate impairs bile acid-induced apoptosis in human colon adenocarcinoma cells via up-regulation of Bcl-2 and inactivation of Bax
著者 (5件):
資料名:
巻: 1823  号: 12  ページ: 2201-2209  発行年: 2012年12月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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酪酸耐性ヒト結腸腺癌細胞系(BCS-TC2.BR2)の胆汁酸誘導アポトーシスを解析し,これらの酪酸感受性親NCS-TC2細胞と比較してこれらの化合物への耐性の基盤をなすメカニズムを研究した。この研究により,デオキシコール酸及びケノデオキシコール酸は,膜結合酵素の活性化によるROS生産の増加,次いで固有のミトコンドリアアポトーシス経路の誘導を通して酪酸耐性細胞のアポトーシスを依然として誘導することを示した。このメカニズムは酪酸感受性細胞において示されたそれに類似したが,細胞生存性は耐性細胞において顕著に高かった。さらに,酪酸耐性細胞は胆汁酸誘導アポトーシスへの耐性をもたらす高いBcl-2レベルを示し,それによりミトコンドリアにおいてBaxを隔離し,Bax依存細孔形成を回避した。この耐性はBcl-2阻害剤ABT-263を用いて無効にされることを確認し,それにより胆汁酸のアポトーシス作用への酪酸耐性細胞の低感受性は主にBcl-2レベルの上昇によることを示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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生物学的機能  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
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