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J-GLOBAL ID：201202265810912988   整理番号：12A1051764

バイオマス由来素材を活用した熱硬化性樹脂とFRP材料への応用展開

New Thermosetting Resin Derived from Biomass Resources and its Application for FRP Materials

著者 (3件)： 斉藤英一郎 (パナソニック) ,  丹生貴也 (パナソニック) ,  濱野幸達 (パナソニック)
資料名： パナソニック技報  (Panasonic Technical Journal)
巻： 58  号： 2  ページ： 113-118  発行年： 2012年07月15日 
JST資料番号： G0474A  ISSN： 1883-115X  CODEN： PGAIBU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バイオマス素材を用いた強度,耐熱性,耐水性の高い不飽和ポリエステル樹脂を開発した。不飽和ポリエステル樹脂のジオール成分にバイオマス由来素材を使用し,3次元架橋密度を上げることによって従来の石油系樹脂同等の強度,耐熱性,耐水性を達成することができた。これを用いた繊維強化プラスチック(FRP)は水廻り用途に対応可能な強度,耐久性をもつことが明らかになった。今回開発した不飽和ポリエステル樹脂は,これまで困難であった熱硬化性樹脂への適用を可能とするものであり,資源問題や地球温暖化問題に対応できる環境対応樹脂材料として有用である。(著者抄録)

シソーラス用語： 熱硬化性プラスチック ,  *繊維強化プラスチック ,  *不飽和ポリエステル ,  架橋度 ,  材料設計 ,  *バイオマス
準シソーラス用語： バイオマス由来 ,  応用 ,  材料開発 ,  材料特性 ,  不飽和ポリエステル樹脂

分類 (2件)： ポリエステル,アルキド  (YH07070P) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

引用文献 (6件)：

• [1]“石油の埋蔵量について, ”今日の石油産業2011, 石油連盟, 東京, 2011, P.7.
• [2]“廃プラスチックの処理と資源化,”プラスチックリサイクルの基礎知識, 社団法人プラスチック処理促進協会, 東京, 2011, pp.5-9.
• [31 斉藤英一郎 他,“バイオマス由来樹脂を活用した高耐熱・高強度環境対応複合材料,”松下電工技報, vol.54, no.1, pp.15-22, 2006.
• [4] 上野晃他,“ハイサイクル・高耐衝撃性のポリ乳酸樹脂成形材料,”パナソニック電工技報 vol.59, no.1, pp55-59, 2011.
• [5] 猪股勲,“バイオプラスチック,”プラスチックス, pp.118-121, 2012.1.

タイトルに関連する用語 (7件)： バイオマス由来 ,  素材 ,  活用 ,  熱硬化性樹脂 ,  FRP ,  応用 ,  展開