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J-GLOBAL ID：201202265931786033   整理番号：12A0109488

酸化マグネシウムによる重金属イオンの不溶化機構の解明

Clarification of Insolubilization Mechanism of Heavy Metal Ion Using Magnesium Oxide

著者 (4件)： 小嶋芳行 (日本大 理工) ,  大島史也 (日本大 理工) ,  松山祐介 (太平洋セメント 中研) ,  守屋政彦 (太平洋セメント)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 19  号： 356  ページ： 15-22  発行年： 2012年01月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平成15年の土壌汚染対策法施行を契機に,汚染土壌処理に関する技術や材料が開発されてきた。原位置対策のうち,封じ込め措置による汚染物質の移動制限の一つとして不溶化措置が挙げられる。本研究では,酸化マグネシウムを各種重金属イオン水溶液中に浸漬し,酸化マグネシウムによる重金属類の不溶化機構を解明することを目的とした。重金属陽イオン(Pb,Cd,Hg,三価Cr)の場合,酸化マグネシウムを添加すると懸濁液のpHが上昇し,水酸化物あるいは酸化物が生成し,不溶化することが確かめられた。重金属陰イオン(F,B,As,Se,六価Cr)の不溶化機構は難溶性塩類の生成あるいは吸着の2種類に大別された。

シソーラス用語： *酸化マグネシウム ,  土壌汚染 ,  金属イオン ,  重金属 ,  *不溶化 ,  反応機構 ,  *土壌浄化 ,  浸漬試験 ,  pH【水素イオン指数】 ,  反応生成物 ,  相組成 ,  水酸化物 ,  酸化物 ,  懸濁液 ,  カチオン ,  アニオン ,  鉛 ,  カドミウム ,  水銀 ,  クロム ,  六価クロム ,  吸着 ,  改変 ,  電気伝導率 ,  反応速度 ,  X線回折 ,  水和
準シソーラス用語： 重金属イオン ,  原位置浄化 ,  陰イオン ,  三価クロム ,  固定化

分類 (3件)： セラミック・磁器の性質  (YC03030G) ,  土壌汚染  (FB04100T) ,  重金属とその化合物一般  (SB05021R)

引用文献 (16件)：

• 公害防止の技術と法規編集委員会編. 新公害防止の技術と法規2006. 2006, 389-391
• BOLT, G. H. 土壌の化学. 1980, 126-129
• 内川浩. セラミックス. 1977, 12, 103-117
• 松山祐介. 第43回地盤工学研究発表会要旨集, 2008. 2008, 2086-2087
• 松山祐介. 太平洋セメント研究報告. 2007, 153, 57-63

タイトルに関連する用語 (3件)： 酸化マグネシウム ,  重金属イオン ,  不溶化