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J-GLOBAL ID：201202266042086620   整理番号：12A1611978

エナンチオ選択的酸化的変換のための配座的にフレキシブルなキラル高原子価有機ヨウ素触媒

Conformationally-Flexible Chiral Hypervalent Organoiodine Catalysts for Enantioselective Oxidative Transformations

著者 (2件)： UYANIK Muhammet (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  ISHIHARA Kazuaki (Nagoya Univ., Nagoya, JPN)
資料名： 有機合成化学協会誌  (Journal of Synthetic Organic Chemistry, Japan)
巻： 70  号： 11  ページ： 1116-1122  発行年： 2012年11月01日 
JST資料番号： F0383A  ISSN： 0037-9980  CODEN： YGKKAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 酸化的変換を触媒するキラル高原子価ヨウ素の開発は不斉有機触媒において最も重要な魅力的な領域の一つである。種々の不斉酸化反応のために幾つかの優れたキラル高原子価ヨウ素(IIIおよびV)試薬または触媒が開発されているが,2010年に著者らの論文が発表される以前はエナンチオ選択性は中程度だった。著者等は2007年からの高原子価化学に基づく有機触媒の開発に大いに関心があった。この報告で,配座的にフレキシブルなキラル高原子価有機ヨウ素(III)の著者等の設計概念およびエナンチオ選択的Kita酸化的スピロラクトン化に著者等のキラルヨウ素(III)を触媒利用した結果について述べた。加えて著者等の発表後に報告された他のキラル高原子価ヨウ素媒介不斉酸化反応についても簡単に言及した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *触媒 ,  立体特異性反応 ,  不斉触媒 ,  *酸化 ,  ラクトン化 ,  触媒活性 ,  *有機ヨウ素化合物 ,  立体配座 ,  光学活性 ,  サイクル ,  芳香族ヨウ素化合物
準シソーラス用語： *ヨウ素触媒 ,  触媒サイクル

分類 (2件)： 芳香族単環ハロゲン化合物  (CF05030H) ,  その他の触媒  (CB06123Z)

物質索引 (8件)： (2R)-3′,4′-ジヒドロ-3′α,4′α-エポキシスピロ[フラン-2(3H),2′(1′H)-ナフタレン]-1′,5(4H)-ジオン ,  (R)-2-[2-(ジアセトキシヨード)フェノキシ]-3-メチルブタン酸メチル ,  (R)-4′-ベンゾイルスピロ[フラン-2(3H),2′(1′H)-ナフタレン]-1′,5(4H)-ジオン ,  (R)-スピロ[フラン-2(3H),2′(1′H)-ナフタレン]-1′,5(4H)-ジオン ,  2,2′-[(2-ヨード-m-フェニレン)ビスオキシ]ビス[(R)-N-メシチルプロパンアミド] ,  2,2′-[(2-ヨード-m-フェニレン)ビスオキシ]ビス[(R)-プロパン酸メチル] ,  2,2′-[[2-(ジアセトキシヨード)-m-フェニレン]ビスオキシ]ビス[(R)-プロパン酸メチル] ,  3-(1-ヒドロキシ-2-ナフチル)プロパン酸

引用文献 (61件)：

• 1) Selected reviews: (a) Zhdankin, V. V.; Stang, P. J.; Chem. Rev. 2002, 102, 2523
• (b) Wirth, T., Ed. Hypervalent Iodine Chemistry; In Top. Curr. Chem. 224; Springer, Berlin, 2003
• (c) Wirth, T. in Organic Synthesis Highlights V; Wiley-VCH, Weinheim, 2003, 144
• (d) Tohma, H.; Kita, Y. Adv. Synth. Catal. 2004, 346, 111
• (e) Ladziata, U.; Zhdankin, V. V. ARKIVOC, 2006, ix, 26

タイトルに関連する用語 (5件)： 選択的酸化 ,  配座 ,  キラル ,  原子価 ,  ヨウ素触媒