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J-GLOBAL ID:201202266043916537   整理番号:12A0255855

植物ホルモンによって制御される拮抗的植物防御システムは媒介昆虫のアザミウマとトスポウイルス間の相互作用を高める

Antagonistic Plant Defense System Regulated by Phytohormones Assists Interactions Among Vector Insect, Thrips and a Tospovirus
著者 (8件):
資料名:
巻: 53  号:ページ: 204-212  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: W1897A  ISSN: 0032-0781  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis),トマト黄化壊疽ウイルス(TSWV)およびArabidopsis thaliana間の栄養段階相互作用を調べた。その結果,TSWV感染はArabidopsis上でのアザミウマの食害を激化させ増加を助長させ,Arabidopsis体内ではサリチル酸(SA)含量が増加し,SAによって制御される遺伝子の発現が誘導された。また,TSWV感染により,アザミウマの食害によって誘導されるジャスモン酸(JA)によって制御される遺伝子の発現が減少した。アザミウマはTSWV非感染植物よりも感染植物を好んだが,JA非感受性coi1-1変異体ではアザミウマのTSWV感染植物に対する嗜好性を示さなかった。そして,SAを野生型Arabidopsisに添加するとアザミウマを引きつける力が増加した。TSWV感染は拮抗的なSA-JA植物防御システムを利用して,植物の草食昆虫に対する防御応答を抑制し,媒介昆虫のアザミウマを引きつける機構になっていると考えた。
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分類 (4件):
分類
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植物生理学一般  ,  異種生物間相互作用  ,  ウイルスによる植物病害  ,  昆虫・ダニによる植物被害 
引用文献 (40件):
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