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J-GLOBAL ID:201202266091587480   整理番号:12A1066918

セレン蛋白質GPx2,TrxR2及びTrxR3は腸管上皮においてWnt情報伝達により調節される

The selenoproteins GPx2, TrxR2 and TrxR3 are regulated by Wnt signalling in the intestinal epithelium
著者 (5件):
資料名:
巻: 1820  号: 10  ページ: 1588-1596  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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グルタチオンペルオキシダーゼ2(GPx2)は腸管上皮の陰窩基部及び腫瘍組織で発現される。GPx2プロモーターはWnt経路により活性化され,それはGPx2の特異的発現パターンの理由である。マイクロアレイ分析に基づく推定のWnt標的である付加的セレン蛋白質であるチオレドキシンレダクターゼTrxR2及びTrxR3とともに,Wnt依存GPx2発現を分析した。活性化(Wnt3a過剰発現する3T3細胞)又は阻害Wnt経路(HT-29APC細胞)のふたつの細胞培養モデルを分析した。生理的関連性を明らかにするため,マウスの空腸及び結腸の陰窩基部上皮細胞をそれぞれ絨毛又は陰窩テーブルの細胞と比較した。加えて,β-カテニンは生体外における陰窩基部細胞内で消去された。癌細胞系において,全3セレン蛋白質の内因性発現は一貫してWnt経路活性に対し依存した。発現は増殖性陰窩区分においてより高く,そこではWnt経路も活性であった。分離した結腸陰窩基部細胞におけるβ-カテニン誘導性ノックアウトは基底のGPx2発現を低下させた。この様に,in vivo及びin vitroにおいてWnt経路によるGPx2発現の調節を実証した。更に,セレン蛋白質TrxR2及びTrxR3は新規のWnt標的と同定された。これは増殖,アポトーシスと癌発生時におけるGPx2,TrxR2及びTrxR3の役割りを暗示した。Wnt依存セレン蛋白質の生合成に必須であるセレンは腸管上皮の再生や発癌時に重要であろう。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  生物学的機能 
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