抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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韓国の物理探査技術発展について1950年代の鉱床調査から現在に至るまでを要約し,韓国地球物理・物理探査学会の研究活動と最近の物理探査技術動向について整理した。1950年以前にも自然電位,比抵抗および磁力探査を鉱山や温泉調査に用いた記録が残っている。朝鮮戦争の混乱が終わった1950年代から産業化のためのウラン,鉄鉱を含めた金属鉱物資源,石炭,地下水調査などに磁力探査をはじめ,いろいろな物理探査技術が応用された。1970年から80年代は物理探査専門家がたくさん輩出され,探査装備が近代化し,測定技術,データ処理および解釈技術が飛躍的に発展した。しかし1980年代中盤から始まった鉱業衰退により,物理探査の活躍の場が鉱物およびエネルギー資源から新しい地下資源として注目された地下水と地熱などに移行した。また1990年以後登場した士木分野の地盤調査,環境分野の汚染敷地調査,地下埋蔵物調査など土木と環境分野に物理探査技術が多様に適用されるようになって来た。2000年代に入り,石油をはじめ,石炭,鉱物など資源需要が急増しており,資源確保のため国内・外資源開発に必要な物理探査技術の高度化と新しい探査技術の開発に力が注がれるようになった。(著者抄録)