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J-GLOBAL ID:201202266115054110   整理番号:12A0900796

ゼブラダニオ(Danio rerio)におけるPBDEsへの長期間曝露後のレチノイド状態の変化

Alterations in retinoid status after long-term exposure to PBDEs in zebrafish (Danio rerio)
著者 (8件):
資料名:
巻: 120-121  ページ: 11-18  発行年: 2012年09月15日 
JST資料番号: B0823B  ISSN: 0166-445X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,ゼブラダニオ(Danio rerio)におけるレチノイド含量に及ぼすポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDEs)曝露の撹乱影響を調べた。ゼブラダニオ成魚をDE-71の環境関連濃度(0.45μg/L)及びより高濃度(9.6μg/L)に60日間曝露した。雌のゼブラダニオにおいてレチノイド含量及び遺伝子転写濃度を調べた。PBDE曝露は,腸管中のレチニルエステル含量を有意に減少させ,腸管細胞内レチノール結合蛋白質遺伝子(CRBP1a)の転写を下方制御した。肝臓において,レチニルエステル含量は有意に減少し,一方,レチノール含量は増加した。肝臓中のCRBP2a及びレチノール結合蛋白質(RBP)遺伝子転写の上方制御ならびにRBP蛋白質濃度の増加を認めた。眼において,レチナール及びレチニルエステル含量は増加し,CRBP1a遺伝子転写は上方制御を受けた。しかしながら,レチノイン酸合成に関わるレチナールデヒドロゲナーゼをコード化する遺伝子(RALDH2)は,眼において下方制御を受けた。レチノイン酸分解にかかわる遺伝子CYP26aは上方制御を受け,これはレチノイン酸濃度の増加を示した。卵巣において,レチノイドの沈着増加を認め,一方,両CRBP(CRBP1a及びCRBP1b)の遺伝子転写濃度は上方制御を受けた。卵において,レチナールの沈着増加を測定した。全体として,本研究は,ゼブラダニオをDE-71の環境関連濃度に長期間曝露すると,各種組織においてレチノイドの輸送,貯蔵及び代謝の撹乱が起こることを示した。本研究はまた,ゼブラダニオにおけるレチノイド濃度がPBDE曝露に鋭敏であることを示し,繁殖及び視覚における重要な機能を支持するように見える肝臓における貯蔵の重要性を強調した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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動物に対する影響  ,  その他の汚染原因物質 
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