文献
J-GLOBAL ID:201202266137837290   整理番号:12A0862508

腸管vapBC転写の調節:VapC毒素2量体分解による誘導

Regulation of Enteric vapBC Transcription: Induction by VapC Toxin Dimer-Breaking
著者 (2件):
資料名:
巻: 40  号: 10  ページ: 4347-4357  発行年: 2012年05月31日 
JST資料番号: D0242C  ISSN: 0305-1048  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
毒素-抗毒素(TA)遺伝子座位は,翻訳,複製または細胞壁合成の阻害物質をコードし,原核生物のプラスミドおよび染色体に共通して存在する要素である。E.coli K-12の10個のTA遺伝子座位はmRNアーゼをコードし,累積的に細菌細胞の持続性(多剤耐性)に関与する。しかしその持続性を誘導し,また元に状態に復帰する機構は不明である。Salmonella enterica serovar Typhimurium LT2のvapBCオペロンがVapCをコードし,VapC毒素,即ちtRNアーゼはtRNAfMetの部位特異的分解を通じて翻訳を阻害する。翻訳が阻害されると,抗毒素VapBが衰退しvapBCプロモーター活性が増大する関係にあるが,これがVapBによる転写自己調節である。本論文では,実際にVapBは二つのオペレーター(vapO1とvapO2)のプロモーター領域にin vitroで結合し,その結合はVapCにより強化されVapBC複合体(VapBCO)がDNA上の二つのオペレーター領域にまたがって形成されることを示した。しかし過剰にVapCが存在すると,DNAに対するVapBCの親和性が減少し,その結果in vivoにおける翻訳速度の増加をもたらす。即ちVapC2量体は二つの単量体と平衡状態にあるが,DNA上のVapBCOへの攻撃はVap単量体によって行われることを示した。本論文は過剰VapC毒素が自らの2量体を分解することによってvapBC転写を誘導する条件的協調作用の新規なモデルの提案に関する。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
微生物感染の生理と病原性  ,  生物学的機能 

前のページに戻る