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J-GLOBAL ID：201202266279421970   整理番号：12A0873327

Cl(²P)+NH₃反応における振動及び並進エネルギーの役割の半古典的トラジェクトリー研究

Quasi-classical trajectory study of the role of vibrational and translational energy in the Cl(²P)+NH₃ reaction

著者 (3件)： MONGE-PALACIOS M. (Universidad de Extremadura, Badajoz, ESP) ,  CORCHADO J. C. (Universidad de Extremadura, Badajoz, ESP) ,  ESPINOSA-GARCIA J. (Universidad de Extremadura, Badajoz, ESP)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 14  号： 20  ページ： 7497-7508  発行年： 2012年05月28日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： トラジェクトリー計算動力学法によりCl(²P)+NH₃気相反応に及ぼす振動励起と並進エネルギーの影響を調べた。ポテンシャルエネルギー面上で反応経路を調べ,衝突エネルギーの影響を調べた。高衝突エネルギーではNH₃(ν)モードの振動励起は振動基底状態に比べて1.2~2.9倍の反応性増加を起こすが,低エネルギーでは0.4~0.9倍と逆の影響を齎す。N-H伸縮モードの励起と反応確率の関係を調べた。振動エネルギーのほうが同一の並進エネルギーよりも反応推進に効果的である。これはPolanyi則の外挿と一致する。低エネルギー条件の非反応性Cl(²P)+NH₃(ν)→Cl(²P)+NH₃(ν′)事象において,NH₃(ν=0)振動基底状態から出発しても生成物NH₃(ν′)の多数の振動状態分布があることが分かった。この事象は量子世界では反物理的であるが,モード当たりのZPEの非保存に基づいて説明できる。

シソーラス用語： *塩素 ,  *アンモニア ,  *気相反応 ,  振動励起 ,  振動モード ,  並進エネルギー ,  衝突エネルギー ,  エネルギー依存性 ,  零点エネルギー ,  反応経路 ,  反応確率 ,  反応性 ,  伸縮振動【分子】 ,  生成物分布 ,  アミノ基 ,  化学結合
準シソーラス用語： N-H結合

分類 (3件)： 分子間相互作用  (BH07020P) ,  原子とラジカルの反応  (CB06030C) ,  非金属化合物  (CD01070R)

タイトルに関連する用語 (5件)： Cl ,  並進エネルギー ,  役割 ,  トラジェクトリー ,  研究