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J-GLOBAL ID:201202266283850096   整理番号:12A0438966

単一粒子すす光度計を用いて中国南部の沿岸都市における黒色炭素エアロゾルを特性評価

Black carbon aerosol characterization in a coastal city in South China using a single particle soot photometer
著者 (6件):
資料名:
巻: 51  ページ: 21-28  発行年: 2012年05月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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黒色炭素(BC)は大気中の支配的な光吸収性エアロゾル成分であり,大気汚染や気候変動に重要な役割を果たす。BCの光吸収特性が依存するのは,粒径,形状,組成,ならびに他のエアロゾル成分とのBCの混合状態であるので,BCエアロゾル特性のより徹底した調査はその大気の供給源と効果を理解する上で重要である。本研究では,連続BC測定用に新開発された単一粒子すす光度計(SP2)を中国の深川に配置することで,中国の深刻な大気汚染条件下でのBCの混合状態とサイズ分布に関する重要な情報を得た。平均BCの質量濃度は,都市の地点(UT)で秋に6.0μgm-3,冬に4.1μgm-3であるが,田園地点(BG)の秋ではずっと低い(2.6μgm-3)ことが判明した。3地点での体積相当径(VED)におけるBC質量の大きさ分布は似たような対数正規分布パターンを示し,ピーク直径はUT部位(210nm)よりもBG部位(222nm)で若干大きかった。混合状態として,内部混合されたBCの平均割合は,UT地点で秋に40%,冬に46%だったが,BG地点の秋で47%とわずかに高く,このことは,この田園地点で新鮮な局地的な化石燃料の燃焼がまだ顕著であったことを意味する。UTでBC濃度が非常に高い(>20μgm-3)ことを分析すると,この高濃度に寄与するのは不利な気象下での局地的な新鮮な排出と地域輸送の両方であり同程度の寄与が複合していることがわかった。深川でのBCエアロゾルの他の特性とそれらの影響因子についても議論した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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粒状物調査測定 

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