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J-GLOBAL ID：201202266285987803   整理番号：12A0954099

選択型実験を用いたヒグマ観察ツアーに対する潜在需要の評価:大雪山国立公園における事例研究

著者 (2件)： 久保雄広 (北大 大学院農学院) ,  庄子康 (北大 大学院農学研究院)
資料名： 野生生物保護  (Wildlife Conservation Japan)
巻： 13  号： 2  ページ： 9-18  発行年： 2012年05月31日 
JST資料番号： L7884A  ISSN： 1341-8777  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 選択型実験に基づき大雪山国立公園の高原温泉沼めぐりコースでのヒグマ観察エコツアーの対価支払対象商品の可能性,この商品における登山者の重視対象につき検討した。ここでは,選択型実験による定量(支払額)評価,条件付きおよび混合両ロジットモデルによる効用パラメータ推定を行い,以下の知見を得た。1)回答者はガイド無しでの訪問よりも,対価支払い対象となるヒグマ観察エコツアーを望んでいる,2)登山者は大学沼までの散策は肯定的に評価するが,登山者の約3割はコース一周を望まない,3)同行人数の効用は5人が最も高い,4)ヒグマ情報提供のみで満足する登山者と,ヒグマ情報提供と動植物情報提供を併せて望む登山者が存在する。

シソーラス用語： 北海道 ,  観察 ,  クマ科 ,  *野生動物 ,  野生生物 ,  環境管理 ,  レクリエーション ,  需要分析 ,  統計的方法 ,  消費者行動 ,  好み ,  需要予測 ,  ロジットモデル ,  事例研究
準シソーラス用語： *エコツアー ,  コンジョイント分析 ,  ヒグマ観察 ,  需要調査 ,  *消費者選好 ,  *選択型実験

分類 (3件)： 市場調査,広告  (KA06030H) ,  観光,レクリエーション  (RD04030J) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (39件)：

• ADAMOWICZ W. Stated preference approaches for measuring passive use values : Choice experiments and contingent valuation. American Journal of Agricultural Economics. (1998) vol.80, p.64-75.
• ARNBERGER A. Social effects on crowding preferences of urban forest visitors. Urban Forestry and Urban Greening. (2005) vol.3, p.125-136.
• BEN-AKIVA M. Discrete Choice Analysis. Theory and Application to Travel Demand. The MIT Press. (1985)
• 土木学会土木計画学研究所委員会編. 非集計行動モデルの理論と実際. 社団法人土木学会. (1995)
• イーグルズ ポール. F. J. 自然保護とサステイナブル ツーリズム-実践的ガイドライン. 平凡社. (2005)

タイトルに関連する用語 (9件)： 選択型実験 ,  ヒグマ ,  観察 ,  ツアー ,  潜在需要 ,  評価 ,  大雪山 ,  公園 ,  研究