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J-GLOBAL ID:201202266304290347   整理番号:12A1311971

疎水性と親水性ゲストの同時カプセル化における単分子ナノキャリアーとしての星形ブロック四元重合体に基づくポリペプチド

Polypeptide-based star-block quadripolymers as unimolecular nanocarriers for the simultaneous encapsulation of hydrophobic and hydrophilic guests
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巻: 48  号: 10  ページ: 1696-1708  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: B0690A  ISSN: 0014-3057  CODEN: EUPJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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星形ブロック四元重合体であるPEI-g-(PLF-b-PLL-b-PEG)とPEI-g-(PLF-b-PLG-b-PEG)[すなわち,ポリエチレンイミン(PEI)が核,両親媒性ポリペプチド共重合体であるポリ(L-フェニルアラニン)-b-ポリ(L-リシン)(PLF-b-PLL)またはポリ(L-フェニルアラニン)-b-ポリ(L-グルタミン酸)(PLF-b-PLG)が内殻,およびポリ(エチレングリコール)(PEG)が地殻]を合成し,キャラクタリゼーションし,薬物ナノキャリアーとして評価した。星形ブロック四元重合体を,PEIの末端第一アミンで開始したL-フェニルアラニンN-カルボキシ無水物とε-ベンジルオキシカルボニル-L-リシンN-カルボキシ無水物またはγ-ベンジル-l-グルタメートN-カルボキシ無水物の逐次開環重合で得た。次に,末端をPEG化し,ポリ(L-リシン)またはポリ(L-グルタミン酸)の側鎖を脱保護した。合成した星形ブロック四元重合体を,1H NMR,ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC),およびレーザ光動的散乱(DLS)で特徴づけた。それら重合体は,水溶液中で良好に分散し,両親媒性単分子ミセルと類似した。カプセル化研究は,それら重合体が,疎水性相互作用により無極性モデル化合物を可溶化できることを証明した。透析と分光光度滴定実験は,それら重合体が,静電相互作用により,親水性モデル化合物を効率的にカプセル化できることを示した。さらに,合成した四元重合体は,位置-分離状態において,疎水性および親水性のモデル化合物を同時に捕捉できた。捕捉した親水性モデル化合物は,生理学的pHで徐放性を示し,pHが上昇または下降すると徐放を加速することを実証した。多面的ゲスト分子の同時カプセル化,およびそれら星形ブロック四元重合体のpH応答性徐放特性は,制御化薬剤共輸送の利用において,潜在的に有用性がある。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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高分子固体のその他の性質  ,  共重合 
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