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J-GLOBAL ID：201202266338051520   整理番号：12A0743289

北海道における集合住宅の南側共用廊下の熱環境とその設計法

ANALYSIS AND DESIGN METHOD OF THERMAL ENVIRONMENT IN SOUTHERN CORRIDOR ON AN APARTMENT HOUSE IN HOKKAIDO

著者 (5件)： 森太郎 (北大 大学院工学研究院) ,  辻圭輔 (北大 大学院工学院) ,  菅沼秀樹 (アトリエブンク) ,  羽山広文 (北大 大学院工学研究院) ,  菊田弘輝 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 日本建築学会環境系論文集  (Journal of Environmental Engineering (Transactions of AIJ))
号： 675  ページ： 357-363  発行年： 2012年05月30日 
JST資料番号： L4761A  ISSN： 1348-0685  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北海道における集合住宅の南側共用廊下の熱環境を評価するために冬期の日射受熱が期待できる道東地域に設置された南側共用廊下の実測を行い,温熱環境の解析ソフトを使用した検討結果を示し,それらの結果を簡便に得るための簡易解析式の提案を行った。はじめに,集合住宅の南側に付設したガラス温室の温熱環境(熱収支)につき調べた。次に,集合住宅の南側に設置したガラス温室の温熱環境つき24種のケースの解析を行った。これらの結果を考慮して,集合住宅の南側廊下の設計法につき検討し,ラジオシテイ法を用いた日射吸収量,透過量を解析し,設計時に検討すべき項目を明確にした。それらの結果をまとめて,建築計画の初期に使用可能な簡易解析式を誘導して提案した。これらの検討結果から得られた知見として,道東では冬期の日射量が多いので南側廊下では暖房なしに活動が可能であること,ラジオシテイ法の結果の解析により南側廊下の条件が得られたこと,南側廊下の導入判断のための日射吸収量の簡易式及び自然温度の算出手法を提案したことなどを示した。

シソーラス用語： *北海道 ,  集合住宅 ,  廊下 ,  *温熱環境 ,  *日射量 ,  冬 ,  現地調査 ,  支援プログラム ,  測定データ ,  予測誤差 ,  *近似式 ,  *温室 ,  熱収支 ,  熱通過率 ,  気温 ,  室温 ,  画像分析
準シソーラス用語： ラジオシテイ法

分類 (2件)： 建築環境一般  (RB02010T) ,  住宅建築,農村建築,城  (RB05040V)

引用文献 (10件)：

• 1) 杉山,野口:北海道の公営集合住宅における廊下を中心とした共用空間のありかた,日本建築学会北海道支部研究報告集No.74,pp.215-218,2001.6
• 2) 鈴木,野口:植物の表出を中心に見た北海道の集合住宅における共用廊下の利用形態とそのあり方-北国型集合住宅の共用空間計画に関する研究-,日本建築学会技術報告集,第19号,pp.237-242,2004.6
• 3) 宮路,荒谷他:廊下の室温を共有した場合の集合住宅の熱特性について,日本建築学会大会学術講演梗概集(北陸)D, 環境工学1992, pp.743-744, 1992.8
• 4) 森田,森他:硝子張空間の建築構成と利用実態の分析,北海道の戸建て住宅における硝子張空間の計画に関する研究 (1),日本建築学会計画系論文集,第619号,pp.25-32,2007.9
• 5) 森,酒井他:遮光布によるアトリウム空間の光・熱環境調整法に関する研究 : その1 遮光布を設置したアトリウムの室内環境実測調査,日本建築学会環境系論文集 (568), pp.119-125, 2003.6.30

タイトルに関連する用語 (6件)： 北海道 ,  集合住宅 ,  共用 ,  廊下 ,  熱環境 ,  設計法