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J-GLOBAL ID:201202266345211354   整理番号:12A0105221

ミクロスケールでのCO2とH2Oとのかんらん石の反応性:炭素隔離のための示唆

Olivine reactivity with CO2 and H2O on a microscale: Implications for carbon sequestration
著者 (6件):
資料名:
巻: 77  ページ: 86-97  発行年: 2012年01月15日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ケイ酸塩鉱物かんらん石((Mg,Fe)SiO4)は,CO2と発熱的に反応し,炭酸塩を含む二次鉱物を生成する。したがって,かんらん石反応は,大気から鉱物形状へ二酸化炭素を変換させる炭素隔離のための有望なプロセスである。この研究の目的は以下であった。(1)環境条件下で大気および水に暴露した時のかんらん石表面の組成,構造,反応性を探る。(2)CO2圧と温度の上昇効果を調べる。(3)二次鉱物を特定する。かんらん石表面を,原子間力顕微鏡(AFM),走査電子顕微鏡(SEM),X線光電子分光(XPS)で,CO2との反応前後に調べた。実験は,最高圧80barまで,温度25°Cと120°C,酸素の有無条件下で,CO2と平衡な純水中で行った。新しい生成物が,かんらん石表面に,直径100nm未満の均質な隆起層として,大気への数時間の暴露で現れた。水に暴露したかんらん石結晶は溶解し,二次鉱物が数日以内で生成した。細菌コロニーが,室温で4日間以上,水に保管した試料のかんらん石表面に発生した。緩く付着した物質がかんらん石表面に生成し,AFMチップで簡単にこすり落とせた。結晶を高い温度とCO2分圧で反応させた時,4日間未満で,赤い析出物が生成した。新しい相は,針鉄鉱,赤鉄鉱,珪石,炭酸塩鉱物と同定された。酸素無しでもかんらん石表面は酸化し,鉄酸化物が生成し,水が水素と酸素に変換される加水分解が示唆された。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
堆積学一般  ,  珪酸塩鉱物 

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