抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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建材試験センター船橋試験室に設置された2000kN万能試験機による,太径鉄筋引張試験時に近隣民家等で発生している有感振動の調査と防振対策について紹介した。事前調査測定により,体感振動評価方法の一つ「振動レベル(VL)」においてVL-79(D51鉄筋破断時)であることが分かった。この民家での体感振動をVL-60以内に収めるため,当初装着の防振ゴムから高性能スプリング防振装置(固有振動数約2,3Hz)への変更を提案し,採用された。試験機の重心が高いため上部ベースをコンクリート製にする案も検討されたが,コストとの兼ね合いでスチール製とし,安定性を増すために懸垂支持タイプとした。対策効果として,D51鉄筋破断時における対策前後の近隣振動レベルを比較した。近隣民家の振動は20dB(1/10)以上低減し,振動レベルはVL-55(特に気にならない)を達成した。船橋試験室での好結果を踏まえて施した武蔵府中試験室の防振対策と対策効果についても紹介した。