抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ターボ機械の設置・運転上で問題となる機器各部の熱膨張の定量化と軸心合せの対処法について述べた。機器の熱発生による軸心ズレの主要パラメータを温度変動,材料の熱膨張係数,軸心と支持部の距離とし,実稼動条件での温度データ等の計測値を用いた軸心ズレの簡易計算式を提示した。同式は伝熱解析等の複雑な計算が不要である反面,管系の伸び,材料特性の非一様性,断面変化等を考慮していない点を指摘した。それに対してレーザ計測器等によるリアルタイムモニタリングを活用する手法として,1)二つの機器相互の軸アライメント相対変位量を静止時または無負荷時にキャンセルする目標指定法,および2)支持部から計測した軸心の絶対位置をもとに調整する熱膨張指定法を提示した。併せて既に設置済みのターボ機械系に対しては静止時または無負荷時から負荷運転条件までのモニタリングにより,途中の荷重,振動等の変化を計測,タグ付けしてアライメントを検証するとした。