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J-GLOBAL ID:201202266529590315   整理番号:12A1316296

デオキシニバレノールを投与されたマウス胎児の骨格奇形のマイクロアレイ解析を用いた評価

Evaluation of Fetal Skeletal Malformations in Deoxynivalenol-Treated Mice Using Microarray Analysis
著者 (8件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 445-452  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: D0099B  ISSN: 0090-4341  CODEN: AECTCV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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真菌フザリウムによって生成されたトリコテセンミコトキシンの一つである,デオキシニバレノール(DON [vomitoxin])は,世界中の穀物食品で一般的に検出される。DONは嘔吐や下痢,食欲不振,免疫毒性,母体の生殖障害と胎児の発育障害など,人間や動物の多様な毒性効果を誘発する。最近ではDONの催奇形性が示されており,注目を集めている。DONは胎児に様々な骨格奇形を引き起こす可能性があるが,基礎的なメカニズムはまだ十分に検討されていない。本研究では,DONを与えられた母マウスの胎児の骨格奇形について,マイクロアレイアッセイを用いて徹底的に検討した。この結果はDON投与が,不揃いまたは縮胸骨,椎骨,分割または融合肋骨や多指症,半椎,短い足の指,尾の異常を含めた胎児の様々な骨格欠陥を引き起こしたことを示した。マイクロアレイ解析は148のダウンレギュレートと134のアップレギュレートされた遺伝子を含む282の遺伝子が,母性DONの暴露後に胎児の脊椎の骨の中に異常に発現したことを示した。これらの同定された遺伝子は,骨格の発達,発癌,神経障害,精子の形成,胚発生,炎症,などのいくつかのカテゴリに分類することが出来る。これらのうち,主に骨の発達に関連した6個の遺伝子は,さらなる検証のためにリアルタイム逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)を使用して意図的に選択された。それは,4つの遺伝子のmRNA,すなわちfibrillin-1,Col9A2,3’-phosphoadenosine 5’-phosphosulfate synthase 2,Pax1,はDON投与により大幅にアップレギュレートされた。一方,他の2つの遺伝子,Runx2とparathyroid hormone-like hormoneは大幅にダウングレードされた。まとめると,我々の研究の結果は,これら6個の遺伝子の発現の変化は,DONによって誘導される胎児の骨格変形に重要な役割を果たしていることを示唆しており,それゆえそれらは更に調査を行う価値がある。Copyright 2012 Springer Science+Business Media, LLC Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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動物に対する影響  ,  その他の汚染原因物質  ,  微生物起原の毒性  ,  遺伝学研究法 
物質索引 (1件):
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