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J-GLOBAL ID:201202266668533539   整理番号:12A0718127

化学および輸送モデルの定式化が欧州規模でのモデル性能に及ぼす影響に関する研究

Investigating impacts of chemistry and transport model formulation on model performance at European scale
著者 (11件):
資料名:
巻: 53  ページ: 93-109  発行年: 2012年06月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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AQMEII(大気質モデル評価国際推進計画)では,CAMxおよびCHIMERE化学-輸送モデル(以下,両モデル)を2006年の欧州に適用し,相互比較検討した。モデルシミュレーションでは,同一の入力データセットを用い,モデル化学およびモデル物理における違いを中心にモデル性能評価を行った。モデル性能は,測定局の分類や地理的特徴などの様々な条件に基づき評価した。Wilcoxon検定法に基づく改良評価手法を用いてモデル性能比較に客観性を与えた。両モデルでは,僅かな例外を除きモデル性能における地理的変異は同レベルであった。両モデルとも領域間および同一領域内でNO2とPM10予測性能に大きな変動を示した。測定局のタイプは,NO2やPM10などの低レベル排出源に直接影響を受ける汚染物質に関係した。両モデルの評価データ間の違いの解析の結果,物理過程と化学過程は,何れもモデル性能に影響することが判った。特に,鉛直方向の拡散係数(Kz)と第1層の風速の違いは,主要成分の,特に安定状態における地表濃度に影響を与えた。Kzの鉛直方向のプロファイルの違いにより,地表上方の排出源がSO2やPM10などの主要汚染物質の地表面濃度に影響を及ぼした。CAMxは,CHIMEREに比べ光化学系でより高いオゾン濃度発生を予測し,その結果は観測データと良く一致した。一方,或る領域では,バックグラウンド濃度の過小評価を補正するとCAMxによる光化学予測結果がさらに向上した。両モデルのPM10予測性能は,大多数の領域で低レベルであった。バイアスに関しては,常にCAMxの方がCHIMEREよりも優れていたが,相関のスコアはCHIMEREの方がCAMxより優れていた。鉛直混合は相関誤差の原因の一つである。CHIMEREによる予測ではバイアスに関して過小評価が大となるが,これは主として境界条件の時間軸スムージング,火災などによる低レベル排出量の過小評価や湿性沈着による減耗増大の影響を受けたものである。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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大気質調査測定一般  ,  プラネタリー境界層  ,  粒状物調査測定 

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