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J-GLOBAL ID:201202266742213487   整理番号:12A1116798

ポリマーグラフト含有カチオン交換体中のタンパク質の吸着平衡と速度論への対イオンの影響

Counterion effects on protein adsorption equilibrium and kinetics in polymer-grafted cation exchangers
著者 (3件):
資料名:
巻: 1253  ページ: 83-93  発行年: 2012年08月31日 
JST資料番号: C0278B  ISSN: 0021-9673  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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帯電ポリマーグラフト含有カチオン交換体とマクロ多孔質マトリックスへのタンパク質の結合平衡と物質移動速度を対イオンとしてナトリウム,テトラ-n-ブチルアンモニウム(TBAH),アルギニン,及びカルシウム,モデルタンパク質としてモノクローナル抗体(mAb)を用いて酢酸緩衝液(pH5)中で調べる。動的光散乱が,mAbの水溶液中での拡散性への対イオンの種類の顕著な影響がないことを示す。また,対イオンの種類は,ポリマーグラフトの構造に品質的に影響せず,タンパク質のイオン交換過程の化学量論にも影響しない。マクロ多孔質マトリックスでのタンパク質の物質移動速度への対イオンの影響も観察されない一方で,ポリマーグラフトマトリックスへのタンパク質の吸着速度がCa++>Arg+>Na+>TBAH+の順で劇的に増加する非常に大きな効果が見られる。この順序は,タンパク質の結合強度が減少する順序と同じである。したがって,タンパク質との弱い結合をもたらす対イオンが,タンパク質の早い拡散ももたらす。定量的な側面で異なるが,同じ傾向が異なるタンパク質(リゾチームとラクトフェリン)やグラフとポリマー含有するアガロース系マトリックスにも見られる。基本的機構は,グラフトポリマーによって形成される見掛け上柔軟なネットワーク構造の間に吸着したタンパク質の濃度によって駆動されるホッピング過程を通して生じるタンパク質の輸送と定性的に一致する。本研究の結果は,実用的観点から,特定の対イオンの選択によって,ポリマーグラフトカチオン交換体中でのタンパク質の改良された吸着速度が,したがって改良された性能が得られることを示す。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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クロマトグラフィー,電気泳動  ,  蛋白質・ペプチド一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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