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J-GLOBAL ID:201202266792571821   整理番号:12A0677443

4340鋼の衝撃誘起断熱剪断帯の安定性に及ぼす熱処理の影響

Effect of heat treatment on stability of impact-induced adiabatic shear bands in 4340 steel
著者 (2件):
資料名:
巻: 546  ページ: 223-232  発行年: 2012年06月01日 
JST資料番号: D0589B  ISSN: 0921-5093  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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断熱剪断帯(ASBs)は,103S-1以上の高ひずみ速度で且つ大きなひずみの変形に供された装甲板や金属加工作業を含む多くの工業的用途で観察されている。これらの帯はひずみの局所化による過剰変形を示している。材料の適切な選択による生成の防止,又は,生成した後に解消させることによって,或いは壊滅的な破壊が起きるのを避けることができるかもしれない。本研究では,ASBsが観察される4340鋼の衝撃試片を衝撃後焼鈍に供してASBsが残るかどうかを検討した。ASBsの物理的外形が衝撃後焼鈍で変化するかどうかを決めるために,光学顕微鏡と走査型電子顕微鏡を用いて微細組織を観察した。これらの観察に引き続き,剪断帯領域と母材のX線回折解析を行い,焼鈍試料に対する熱処理の影響を検討した。600°C以上の温度での焼鈍によりASBの物理的外形が著しく小さくなり,硬さも小さくなることを見出した。650°Cで30分の焼鈍により,剪断帯と母地の硬さは変形前と概略同じ水準まで低下した。再結晶過程と結晶粒成長がASBsの高ひずみを軽減することをX線回折解析によって明らかにした。650°Cでの衝撃後焼鈍によって,剪断帯中の微細結晶が周りより大きな結晶に置き換わることが明らかなった。これは,剪断帯の中の方が再結晶が早く起きるためである。750°Cと850°Cでの30分の衝撃後焼鈍した鋼試料は,剪断帯の痕跡のない均質な微細組織となる。衝撃前熱処理性質は影響されない。これは未変形材料の性質と比較して衝撃試料と焼鈍試料の強度と硬さを大きく変えるような過剰な結晶粒成長がないからである。焼鈍試料中の結晶の平均寸法は衝撃を受けていない試料と比較して小さいことが,X線回折解析で明らかになった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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熱処理技術  ,  変態組織,加工組織 
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