抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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通常のユニバーサル圧延機を用いたH-ビームのためのT-バーを圧延する新しい手法を調べた。その変形特性を調べるためにモデル圧延実験と有限要素解析を実施した。実験の前に,ユニバーサル圧延における非対称断面形状による圧延したT-バーの大きな側面反りについての懸念事項があった。しかしながら,この側面反りはウェブとフランジ厚みの圧下のバランスを調整することで制御できることを示した。そして,フランジとウェブの拡大挙動を実験的および数値シミュレーションによって詳細に調べた。圧下バランスと拡大パラメータの間の線形関係を見出し,モデル式を用いることで拡大変形を予測することを可能にした。さらに,T-バーとH-ビームユニバーサル圧延の間のフランジ拡大挙動の類似性を数値解析によって調べた。この研究の結果が,フレキシブルなT-バー生産に対するこの圧延法の高い可能性を示唆した。(翻訳著者抄録)