抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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光合成の第一段階は大量の色素による太陽エネルギーの採取である。色素は組織化して効率的な励起エネルギー移動を保証する蛋白質と協調する。蛋白質は部位エネルギーの決定及び/又は色素-色素間相互作用の促進により色素の分光特性調節において重要な役割を果す。1点変異法を使用して蛋白質による色素特性調節法を調べた。Lhca4のバルク吸収から離れており,魅力的なモデル系である低エネルギー吸収/発光バンドの変化をモニターした。Lhca4は最も多い720nmで発光する物と685nmで発光する物の2種類以上の立体配座があることが最近示された(Kruger et al.PNAS2011)。単一アミノ酸置換(AsnからGlnへ,両者はクロロフィル結合残基で,1個のC-C結合のみが異なる)により平衡がほぼ完全に685nm立体配座に移動することを示した。蛋白質の小さな変化が色素の特性に大きな影響を及ぼすことを示した。赤色吸収クロロフィルと協調することが示唆される(Melkozernov and Blankenship,JBC 2003)His99はクロロフィルのリガンドではないことを示した。クロロフィルに隣接する単一アミノ酸置換により色素の発光スペクトルが広い波長で調和し,複合体の励起状態寿命が調節されることも示した。この所見を以前に提案された非光化学的消光モデルの観点で議論した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.