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J-GLOBAL ID：201202266929238386   整理番号：12A1191197

細菌リポ多糖類は光誘発障害から網膜を保護する

Bacterial lipopolysaccharide protects the retina from light-induced damage

著者 (7件)： BORDONE Melina P. (Univ. Buenos Aires, Buenos Aires, ARG) ,  LANZANI Maria Florencia (Univ. Buenos Aires, Buenos Aires, ARG) ,  LOPEZ-COSTA Juan Jose (Univ. Buenos Aires, Buenos Aires, ARG) ,  CHIANELLI Monica S. (Univ. Buenos Aires, Buenos Aires, ARG) ,  FRANCO Pablo (Univ. Buenos Aires, Buenos Aires, ARG) ,  SAENZ Daniel A. (Univ. Buenos Aires, Buenos Aires, ARG) ,  ROSENSTEIN Ruth E. (Univ. Buenos Aires, Buenos Aires, ARG)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 122  号： 1/2  ページ： 392-403  発行年： 2012年07月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 光誘発網膜障害の機序は完全には解明されていない。プリコンディショニングは光誘発変性から網膜を保護する方法として用いられていることから,ラットの光誘発網膜障害に対する細菌リポ多糖類(LPS)の硝子体内投与の影響を検討した。24時間光暴露の翌日にLPSを投与し,経時的に網膜電図を記録した。LPSは光暴露から機能的かつ形態的に網膜を保護した。LPS光誘発脂質過酸化(TBARS上昇)及びBaxの細胞質からミトコンドリアへの移動を抑制した。LPSの作用はデキサメタゾン及びホスファチジルイノシトール3-キナーゼPI3K)阻害剤のウォルトマンニンにより阻止されたが,アミノグアニジン及び5-ヒドロキシデカン酸では影響を受けなかった。pAKTに対するLPSの作用もウォルトマンニンにより阻止された。中等用量のLPSが光障害から網膜を保護することが証明され,この作用はPI3K/Akt依存性機構を介することが示唆された。

シソーラス用語： ラット ,  リポ多糖類 ,  網膜 ,  網膜電図 ,  局所投与 ,  *網膜症 ,  病態モデル ,  過酸化脂質 ,  ホスファチジルイノシトール3-キナーゼ ,  光照射 ,  濃度 ,  ウェスタンブロット法 ,  Baxタンパク質 ,  タンパク質 ,  STAT転写因子 ,  エーテル ,  脂肪酸 ,  ラクトン ,  ジエン ,  エノン ,  ジケトン ,  第二アルコール ,  ヒドロキシケトン ,  ステロイド ,  有機フッ素化合物 ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  ポリオール ,  ステロイドホルモン ,  グルココルチコイド
準シソーラス用語： BAX ,  Bcl-XL ,  PI-3K ,  STAT3 ,  TBARS ,  プレコンディショニング ,  細胞内濃度 ,  硝子体内投与 ,  *網膜障害

分類 (3件)： 視覚  (EJ13020B) ,  生物学的機能  (EB06020T) ,  眼の基礎医学  (GP01020C)

物質索引 (3件)： 5-ヒドロキシデカン酸 ,  ウォルトマンニン ,  デキサメタゾン

タイトルに関連する用語 (5件)： 細菌 ,  リポ多糖類 ,  誘発 ,  障害 ,  網膜