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J-GLOBAL ID:201202266937865365   整理番号:12A0340793

音響信号が受ける気候の影響 大気の吸音が鳥のさえずりやコウモリのエコーロケーションに影響するか

The effect of climate on acoustic signals: Does atmospheric sound absorption matter for bird song and bat echolocation?
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巻: 131  号:ページ: 1650-1658  発行年: 2012年02月 
JST資料番号: C0249A  ISSN: 0001-4966  CODEN: JASMAN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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環境の傾きに沿った信号の多様化が種を形成したものと考えられる。本稿では吸音変化が多様化のために気候の傾きに沿った音響信号を選択したという仮説の検定を検討した。この検討には多様化の理解だけでなく如何にして動植物が気候変化に対応したかを理解することの意義がある。吸音性は温度,湿度および音の周波数によって変化するので個々の動物あるいは種はその信号構造を時間的および空間的な気候変化に応じて変更すると考えられる。特に周波数が低く,帯域幅が狭く,継続時間が長い信号ほど高い吸音環境下でも検出可能である。この研究では北米モリムシクイ(Parulidae)と南西アメリカのコウモリの2種を用いて信号構造と吸音性の関係を示す証拠を見出した。生息域が高い吸音環境のモリムシクイのさえずりは帯域幅が狭くなっており,吸音性の高い生息域のコウモリのエコーロケーションコールでは周波数が低くなっていた。その上コウモリの場合はエコーロケーションコール構造を季節によって変更し,高吸音性の雨季では周波数を低くまた継続時間も長くしていた。これらの結果は吸音性の影響が僅かであっても,その変化に起因して信号は気候の傾きに沿って多様化することを示している。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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聴覚 

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