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J-GLOBAL ID：201202266977545940   整理番号：12A1164072

海水試料処理のためのNafion膜を用いたクーロメトリック塩化ナトリウム除去システム

Coulometric Sodium Chloride Removal System with Nafion Membrane for Seawater Sample Treatment

著者 (7件)： GRYGOLOWICZ-PAWLAK Ewa (Univ. Geneva, Geneva, CHE) ,  SOHAIL Manzar (Univ. Sunshine Coast, Queensland, AUS) ,  PAWLAK Marcin (Univ. Geneva, Geneva, CHE) ,  NEEL Bastien (Univ. Geneva, Geneva, CHE) ,  SHVAREV Alexey (Univ. Geneva, Geneva, CHE) ,  DE MARCO Roland (Univ. Sunshine Coast, Queensland, AUS) ,  BAKKER Eric (Univ. Geneva, Geneva, CHE)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 84  号： 14  ページ： 6158-6165  発行年： 2012年07月17日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 海水分析の重要性が増しているが,微量汚染物質のような低濃度種の直接検出はマトリックス中の高濃度塩分によって妨害される。これを克服するために試料前処理に種々の分離法が適用されているが,本研究では電極及び管状Nafion薄膜の共軸配置を用いた塩化ナトリウムを迅速に除去するための小型電気化学試料前処理システムを提案した。電解によって塩化物を塩化銀として銀電極に電着させ,薄膜を経てナトリウムの対イオンを輸送した。このセルは静止モード及びフローインジェクションモードで,400mV以上の電圧において効率的に機能することが分かった。電解過程で観察された残留電流はNafion膜の不十分な浸透選択性による薄膜外側からの塩化ナトリウム逆拡散によるものと考察し,外部溶液濃度を調節した結果,この残留電流を低減できることが分かった。イオンクロマトグラフィーの結果から,フローインジェクション電解モードでのセルにおいて塩化ナトリウム濃度を0.6Mから3mMに低減させることが分かった。電解セル特性を最適化するための拡散/抽出定常状態モデルをも提案した。

シソーラス用語： *塩化ナトリウム ,  *電解 ,  *膜分離 ,  海水 ,  汚染物質 ,  妨害成分 ,  試料調製 ,  電極 ,  電着 ,  塩化銀 ,  拡散 ,  電流 ,  残留強度 ,  クーロメトリー ,  電位差測定法 ,  フッ素樹脂 ,  陽イオン交換樹脂 ,  薄膜 ,  イオンクロマトグラフィー ,  フローインジェクション分析 ,  解析モデル
準シソーラス用語： Nafion ,  ストップフロー法 ,  逆拡散 ,  銀電極 ,  除去率

分類 (3件)： 塩  (CD01050V) ,  電気化学反応  (CB07050F) ,  各種物理的手法  (CC01030W)

タイトルに関連する用語 (4件)： 海水 ,  試料処理 ,  Nafion ,  塩化ナトリウム