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J-GLOBAL ID：201202266990684151   整理番号：12A1113924

MPS1/Mph1はキネトコア蛋白質KNL1/Spc7をリン酸化し,SACコンポーネントを動員させる

MPS1/Mph1 phosphorylates the kinetochore protein KNL1/Spc7 to recruit SAC components

著者 (4件)： YAMAGISHI Yuya (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  YANG Ching-Hui (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TANNO Yuji (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  WATANABE Yoshinori (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Nature Cell Biology  (Nature Cell Biology)
巻： 14  号： 7  ページ： 746-752  発行年： 2012年07月 
JST資料番号： W1369A  ISSN： 1465-7392  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： MSP1は進化的に保全された蛋白質リン酸化酵素であり,紡錘体形成チェックポイント(SAC)や染色体の二重配置に必要とされる。本研究では,分裂酵母のMph1(MPS1ホモログ)がキネトコア蛋白質のSpc7をMELT反復配列の位置でリン酸化することを明らかにした。Spc7はKNL1/ブリンキンのホモログである。このリン酸化はin vitroにおけるBub1-Bub3複合体への結合を促進した。Bub1-Bub3複合体はキネトコアベースのSAC活性化(Mad1-Mad2-Mad3局在化)と染色体配置に必要とされる。リン酸化されないspc7-12A変異体ではBub1-Bub3のキネトコアへのターゲッティングが起こらない。しかしリン酸化を受けるようなspc7-12Eへの変異ではキネトコアへの局在が認められ,完全な細胞周期へと進入する。こうした機構はヒトの細胞においても保存されていることが明らかになった。

シソーラス用語： *タンパク質 ,  表面抗原 ,  動原体 ,  染色体 ,  細胞分裂 ,  酵母 ,  *細胞周期 ,  リン酸化
準シソーラス用語： Bub1蛋白質 ,  Bub3 ,  *KNL1 ,  Mad2蛋白質 ,  *Mph1 ,  *MSP1 ,  *Spc7 ,  紡錘体形成チェックポイント

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (4件)： キネトコア ,  蛋白質 ,  リン酸化 ,  コンポーネント