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J-GLOBAL ID:201202267375295320   整理番号:12A0569199

塩素イオンを含む緩衝溶液中でのCu-30Zn-1Sn合金の微細組織と不動態への焼戻による影響

Influence of heat treatment on microstructure and passivity of Cu-30Zn-1Sn alloy in buffer solution containing chloride ions
著者 (4件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 89-97  発行年: 2012年02月 
JST資料番号: T0142A  ISSN: 0250-4707  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: インド (IND)  言語: 英語 (EN)
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合金元素としてのスズは脱亜鉛現象阻害のため真ちゅうで興味深い。本報告では,Cu-30Zn-1Sn合金を三つの異なる焼戻,即ちA(800°Cへ20hで加熱,塩浴中200°Cで20h保持,空冷),B(800°Cへ20hで加熱,水中急冷)及びC(600°Cへ20hで加熱,水中急冷)を行った。微細組織への焼戻による影響をOMとSEM-EDS分析で評価した。緩衝溶液(pH9),H3BO3/Na2B4O7・10H2O,種々の塩素イオン濃度で耐食性を動電位分極曲線により評価し,多成分Pourbaix図と比較した。焼戻した試料の焼戻しし,微細組織及び不動態の相関が認められた。結果から,全ての焼戻処理で微細組織成分としてα-とγ-Sn過剰相が生成し,Aでは少量のβ′相を伴った。Sn過剰相が粒界に生成し,その形態は焼戻で僅かに変化した。低濃度塩素イオンによる不動態への影響は銅酸化物/水酸化物と塩化物錯体の生成関連した。0.05M以上のNaCl濃度ではCuCl2-の生成による銅の溶解が加速するため劣化が認められた。脱亜鉛現象の結果,α相(マトリックス)への優先的な腐食アタックと銅の再析出が認められた。しかし,粒界のSn過剰(γ1)相はSnO2生成のためアタックされなかった。緩衝溶液中では,Aのより大きな不動態電流密度は少量のβ′相の存在と関連した。一方,1M NaCl中では,AとBの不動態のより小さな限界電流密度(Cに比べて約2倍小さい)が粒子サイズ効果に寄与した。Copyright 2012 Indian Academy of Sciences Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
熱処理技術  ,  防食  ,  変態組織,加工組織 

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