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J-GLOBAL ID:201202267409622570   整理番号:12A0230272

硬水の地下水に依存する遠隔地町村におけるスケール形成の潜在性に及ぼす低コストな処理法の影響 事例研究:オーストラリア,Northern Territory

The impacts of low-cost treatment options upon scale formation potential in remote communities reliant on hard groundwaters. A case study: Northern Territory, Australia
著者 (4件):
資料名:
巻: 416  ページ: 22-31  発行年: 2012年02月01日 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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オーストラリア中央部のNorthern Territory(NT)の小さく,遠隔な町村のほとんどは家庭用水や飲料水の主要な供給源として地下水に頼っている。NTじゅうで採取した地下水のデータについて関連するミネラルの飽和指数を利用可能な熱力学的化学種分析コードを用いて計算した。これら飽和指数を用い,家庭の電気器具や作りつけの備品上に除去困難な被覆として現れる,問題のあるミネラルスケールの理論的な形成について評価した。本研究の結果からNT内の測定した地点の63%は炭酸カルシウム(CaCO3)のスケールを形成する潜在性を持ち,それは乾燥した中央領域では91%に増加することを示した。このデータは,スケールの定量的な影響は鉄が低濃度であることで制限されているものの,結晶ミネラル指数(Ca3Fe2Si3O12)に基づくとカルシウム架橋性第二鉄-シリカ非晶質ポリマーに関してはすべての地下水が過飽和であることを示唆する。給湯システムの温度を下げる,地下水を雨水で希釈する,源水のpHを変化させるなどの可能な低コスト/ローテク管理技術の評価を行った。より技術と資本経費を要するが,源水のpH調整(一般的にはpH7.0へ減少)は他の2方法以上に明らかに潜在的な炭酸塩によるスケール形成を緩和することを示した。低コスト/ローテク処理技術は重度のスケール問題を脱ぐ去ることはできそうもないが,小さく,遠隔な町村での軽微なスケール問題に対するそれらの利用は,このような場所での先端的な処理施設(例えば逆浸透)の導入に伴う社会的,技術的そして経済的障壁を考えると,さらに検討する必要がある。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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上水道工学・用水処理一般 

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