抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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c面への支配的配向を持つ板状ヒドロキシアパタイト(HAp)粒子を,尿素のウレアーゼとの酵素反応による,均一沈殿法によって合成した。Ca/P比が1.67の出発溶液を,炭酸カルシウム,リン酸,および尿素を混合して調製し,次に,それにpHを3.0に調整するために硝酸水溶液を加えた。高濃度のカルシウムイオンおよびリン酸塩イオンの出発溶液から得られた生成物がリン酸水素カルシウム(DCPD)およびリン酸オクタカルシウム(OCP)の混合物である一方,低濃度のカルシウムイオンおよびリン酸塩イオンの出発溶液からのものは板状HApおよびOCPの混合物であった。粒度はpHの増加速度に依存し;pHの遅い増加速度は大きい板状粒子を与えた。c面への支配的配向を持つ板状HApおよびOCPの混合生成物は,純水中での120°C24時間の水熱処理によって,HAp単一相のものに変化した。生じたHAp粉体は水熱処理後でも板状を保った。最終生成物を700°Cから1200°Cで1時間加熱し,加熱プロセス中の相変化を調べた。生成物は900°Cでβ-リン酸三カルシウム(β-TCP)へと熱分解し,次にβ-TCPは1200°Cでα-TCPへと変化した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.