文献
J-GLOBAL ID:201202267490435119   整理番号:12A0584167

3次元マイクロスケール灌流に基づく2チャンバー組織モデル系を用いた個別化医療に向けて

Towards personalized medicine with a three-dimensional micro-scale perfusion-based two-chamber tissue model system
著者 (12件):
資料名:
巻: 33  号: 17  ページ: 4353-4361  発行年: 2012年06月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
肝代謝に連動する抗癌剤の細胞毒性を検討するため,3次元マイクロスケール灌流に基づく2チャンバー(3D-μPTC)組織モデル系を開発した。異なるチトクロームP450(CYP)亜型を伴う肝細胞および多形性膠芽腫(GBM)脳腫瘍細胞を並行連結した2つの分離チャンバーにて培養した。両チャンバーには無溶媒アプローチを用いた生分解性ポリ乳酸(PLA)にて作成した3D組織工学スキャフォールド設置した。著者らはテモゾロミド(TMZ)とイホスファミド(IFO)を含む抗癌剤の細胞毒性の検討に本モデル系を用いた。肝細胞より,2D細胞培養条件および3D細胞培養条件の双方においてTMZのGBM細胞に対する毒性が大幅に低いことが示された。2Dとの比較において,3Dにて培養されたGBM細胞はTMZ処理下で極めて高い生存性を示した。IFOはCYP関連性代謝作用の検討に用いた。CYP3A4の発現レベルが異なる細胞はそのIFO活性化能も大きく異なっていたことからGBM細胞に対する強力な代謝依存的細胞毒性がもたらされた。これらの結果から著者らの3D-μPTC系が抗癌剤の代謝依存的毒性の検討に,現在の2D単層式以上の生理学的に現実的なin vitro環境を提供し得ることが示された。本方式は従って個別化医療への薬物用量決定や投与スケジュールのより良好な予測に向けた重要なプラットフォームとして使用できるものと思われた。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗腫よう薬の基礎研究  ,  生体系モデル一般  ,  医用素材 

前のページに戻る