文献

J-GLOBAL ID：201202267501886746   整理番号：12A0712216

ポリマー混入繊維補強ポーラスコンクリートの圧縮及び曲げ性状

COMPRESSIVE AND FLEXURAL BEHAVIOR OF FIBER-REINFORCED POROUS CONCRETES USING POLYMER FOR CEMENT MODIFIER

著者 (2件)： 齋藤俊克 (日本大 工) ,  出村克宣 (日本大 工)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 65  ページ： 470-476  発行年： 2012年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポーラスコンクリートへのポリマーの混入は,結合材としてのセメントモルタルが,ポリマーセメントモルタルになることで,その結果,結合材の強さおよび接着性が向上して,強度改善をもたらす。従って,粗骨材間を架橋する長さの短繊維による補強は,ポーラスコンクリートの力学的性質の改善に有効である。本研究では,ポリマーセメントモルタルを結合材として,補強用繊維としてビニロン短繊維を用いたポリマー混入繊維補強ポーラスコンクリートについて,その圧縮および曲げ強度,静弾性係数並びに曲げタフネスに及ぼすポリマーの混入効果を調べた。その結果,繊維補強ポーラスコンクリートの圧縮および曲げ性状は,ポリマーの混入により改善された。

シソーラス用語： *気泡コンクリート ,  *重合体 ,  *繊維強化 ,  *圧縮 ,  *挙動 ,  *曲げ ,  セメントモルタル ,  結合材料 ,  性質 ,  ステープルファイバ ,  ポリビニルアルコール繊維 ,  曲げ強さ ,  圧縮強さ ,  弾性係数 ,  混合セメント
準シソーラス用語： ビニロン短繊維 ,  *ポリマー混入繊維補強ポーラスコンクリート ,  ポリマセメント ,  *圧縮挙動 ,  *曲げ挙動 ,  静弾性係数 ,  接着性

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  建設材料  (YH06040B)

引用文献 (5件)：

• 1)齋藤俊克、出村克宣、寒河江賢伍:ビニロン繊維補強ポーラスコンクリートの強度性状に及ぼす水セメント比の影響、コンクリート工学年次論文集、Vol.29、No.1、pp.459-464(2007)
• 2)齋藤俊克、有岡大輔、出村克宣:繊維長さ粗骨材最大寸法比がビニロン繊維補強ポーラスコンクリートの力学的性質に及ぼす影響、コンクリート工学年次論文集、Vol.32、No.1、pp.1421-1426(2010)
• 3)齋藤俊克、出村克宣:ビニロン繊維補強ポーラスコンクリートの調合設計法の提案、日本建築学会構造系論文集、Vol.75、No.657、pp.1947-1953(2010)
• 4)出村克宣ほか:ポリマー混入透水コンクリートの開発、セメント・コンクリート論文集、No.47、pp.226-231(1993)
• 5)平岩陸ほか:ポーラスコンクリートの調合設計法に関する基礎的研究、コンクリート工学年次論文集、Vol.23、No.1、pp.121-126(2001)

タイトルに関連する用語 (5件)： ポリマー ,  混入 ,  繊維補強 ,  ポーラスコンクリート ,  曲げ性