抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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塩素のアルミニウムモノクロリド(AlCl)の261.418nmでの分子吸収を利用する横方向加熱黒鉛炉を利用する高分解能連続光源分子吸光分析による定量を達成した。分析に際し,試料10μLとAl-Ag-Sr調整剤(それぞれが1gL
-1)を含有する溶液10μLを直接注入した。混合調整剤としてのAl-Ag-Srの利用に起因してスペクトル干渉が装置に内臓されているソフトウエア中の最小二乗アルゴリズムによって容易に補正された。熱分解温度と蒸発温度は,それぞれ500°Cと2200°Cであった。日常の食品試料中の塩素の定量のための単純な方法の実行可能性を評価するために,2つの消化法,即ち,(A)室温でHNO
3を利用する酸消化法,及び(B)塩素を低溶解性の塩(AgCl)にした後,アンモニア溶液に溶解するAg,HNO
3,及びH
2O
2による消化法を適用した。方法(B)による実験結果は,認証値とよく一致し,この方法が方法(A)よりも正確であることを示した。これは,塩化銀の生成が揮発による検体の損失を防ぐためである。方法(A)と(B)による検出限界(LOD,3σ/s)は,それぞれ18μgg
-1と9μgg
-1であり,誘導結合プラズマ発光分析法を利用した文献値よりも顕著に低かった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.