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J-GLOBAL ID:201202267526276225   整理番号:12A0378296

複雑な動的環境におけるタスク中断への対処:1人より2人が良いか?

Dealing With Task Interruptions in Complex Dynamic Environments: Are Two Heads Better Than One?
著者 (5件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 70-83  発行年: 2012年02月 
JST資料番号: C0550A  ISSN: 0018-7208  CODEN: HMECAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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マルチタスク環境では,通常,タスク中断は個々のパフォーマンスに弊害をもたらす。これは,指揮統制(C2)のようなセーフティクリティカルな状況においては,複雑な動的領域での中断に効果的に対処できないと作戦行動や人々を危険にさらす可能性があるので特に重大である。消火活動,集中治療室,危機管理及び軍事作戦のようなC2領域では,認知的作業は時間的制約,不確定要素及び情報過多のような厳しい制約により複雑化され中断の影響を受けやすい。C2状況において任務の達成に必要な専門知識と認知的資源は一般的に個人の能力を超えて拡大している。本稿では,チーム化が複雑な動的環境におけるタスク中断に対する個人の脆弱性を緩和するかどうかについて調べた。50名の大学生が実験に参加した。10名は単独のオペレーターとして,残りはペアになり20の2人一組を構成した。単独オペレーターと2人一組への中断の相対的インパクトを調べるために監視制御状況におけるC2のシミュレーションとして消火マイクロワールドを使用した。森林火災を消火してできるだけ多くの住宅を救うことを目的とするが,割り込みにより中断される。実験の結果,タスク中断は監視の有効性に有害であったが,チーム作業者に対しては中断の悪影響が減少した。チーム化は,チームメートが同時に中断された場合には再開が早かったが,片方のみが中断された場合は中断後のやりとりの増加と再開時間の遅れが見られた。得られた知見によれば,複雑な動的状況では少人数のチームが単独より中断に対する抵抗力が強いことが示唆された。それにもかかわらず,共同作業の利点はチームワークに関連する調整とやりとりのオーバーヘッドにより影響されると思われる。
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分類 (1件):
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作業研究 
タイトルに関連する用語 (4件):
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