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J-GLOBAL ID：201202267675102540   整理番号：12A1312899

ビオチンシンターゼ:ラジカル仲介炭素-硫黄結合形成

Biotin synthase: Insights into radical-mediated carbon-sulfur bond formation

著者 (2件)： FUGATE Corey J. ,  JARRETT Joseph T.
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1824  号： 11  ページ： 1213-1222  発行年： 2012年11月 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 酵素補因子及び必須ビタミンビオチンは五員環チオファンを産生するため硫黄原子の添加により最大になる経路によって,細菌,真菌及び植物で生合成される。直接前駆体であるデチオビオチンはC6及びC9位にメチレン基及びメチル基をそれぞれ持ち,3つの炭素原子を架橋するチオエーテルの形成は不活化されたC-H結合の分解を必要とする。ビオチンシンターゼはAdoMetスルホニウムの還元を触媒し,デチオビオチンから水素原子を直接取り去る高エネルギー炭素ラジカルである5′-デオキシアデノシルラジカルの産生を触媒するS-アデノシル-L-メチオニン(SAM又はAdoMet)ラジカル酵素である。利用可能な実験及び構造データから,ビオチンシンターゼ内で強く結合した[2Fe-2S]²⁺クラスターは,逐次反応でデチオビオチンに加えられる硫黄原子を供給することが示唆された。反応はまずC9位で,9-メルカプトデチオビオチンが産生し,次いでC6位で,チオファン環が閉じた。鉄-硫黄クラスターに関与するラジカル反応による含硫生体分子の形成は生化学において前例のない反応である;しかし,最近の酵素発見から,ラジカル硫黄挿入反応は急増するラジカルSAMスーパーファミリーの中の異なるサブグループであることが示唆された。本論文は特集標題:ラジカルSAM酵素及びラジカル酵素学,の一環である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *硫黄トランスフェラーゼ ,  ラジカル ,  酵素反応機構 ,  クラスタ分子 ,  補因子 ,  *生合成 ,  ラジカル反応 ,  硫黄 ,  代謝経路 ,  三次構造 ,  カルボン酸 ,  窒素複素環化合物 ,  補酵素 ,  ウレア化合物 ,  硫黄複素環化合物 ,  ビタミンB群
準シソーラス用語： *ビオチンシンターゼ ,  生合成経路 ,  鉄-硫黄クラスタ

分類 (1件)： 酵素一般  (EB09010D)

物質索引 (2件)： デチオビオチン ,  ビオチン

タイトルに関連する用語 (6件)： ビオチンシンターゼ ,  ラジカル ,  仲介 ,  炭素 ,  硫黄 ,  結合形成