抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,固有値分解に基づくチャネル品質情報(CSI:Channel State Information)フィードバック用いるLTE-Advanced下りリンクの4-by-2マルチユーザ(MU:Multi-User)-MIMO伝送において,CSIフィードバックの量子化ビット数がスループット特性に与える影響を室内および屋内実伝搬実験により明らかにする。室内実験結果より,高相関の基地局(BS:Base Station)アンテナを用いるセルラ環境を想定した相関アンテナ構成シナリオでは,Rank-4MU-MIMOのスループット特性はCSIフィードバック量子化ビット数の減少に対して比較的ロバストであることを示す。一方,無相関のBSアンテナを用いる屋内/小セル環境を想定した無相関アンテナ構成シナリオでは,Rank-4MU-MIMO伝送の適用効果を十分に得るためには,9ビット以上の量子化ビット数が必要であることを示す。さらに,Rank-2MU-MIMO伝送およびシングルユーザ(SU:Single User)-MIMO伝送におけるスループットは,CSIフィードバックの量子化ビット数の減少に対してロバストであることを示す。また,屋内実伝搬環境において同様の結果が得られることを確認する。(著者抄録)