文献

J-GLOBAL ID：201202267738664241   整理番号：12A0868766

ブタfad24の分子的特徴と転写解析

Molecular characterization and transcriptional analysis of fad24 in pigs

著者 (7件)： CHENG Minzhang ,  YANG Huijun ,  LONG Huan ,  ZHANG Yan ,  CHEN Xiaodong ,  YANG Zaiqing ,  LEI Ting
資料名： Gene  (Gene)
巻： 503  号： 2  ページ： 208-214  発行年： 2012年07月25日 
JST資料番号： E0701B  ISSN： 0378-1119  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Fad24は脂質生成開始に関連する新規遺伝子である。fad24に関する現時点のほとんどの情報はマウスに限られ,fAd24の転写制御については不明なままである。今回我々はブタfad24はそのヒトおよび齧歯類ホモローグと構造的に類似したタンパクをコードしていることを明らかにした。マウスの相当物のように,ブタfad24は間葉系幹細胞(MSC)の脂肪細胞分化に正の効果を示した。ブタの骨格筋と皮下脂肪の発生時にfad24の特別な発現パターンが観察された。ブタfad24の近位プロモーター領域には脂質生成と筋分化に関連する多数の転写調節因子結合モチーフが含まれると予想された。それらの中で,クラッペル様因子(KLF)-15をさらなる解析の対象に選んだのは初期脂質生成におけるKLF15の役割は不明だが,その前脂肪細胞における発現は脂質生成の誘導直後から上昇するからである。我々はfad24とklf15の発現はMSCにおける脂質生成の開始とともに同時に上昇することを示した。機能的なKLF15はfad24のプロモーター活性を有意に上昇させたが,ドミナントネガティブKLF15はそのような効果を示さなかった。KLF15によるfad24のトランス活性化は部位特異的変異とクロマチン免疫沈降法により確認された。まとめると,我々の発見はfad24の追加的情報を提供し初期脂肪細胞分化に関連する分子現象の理解に貢献するであろう。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： ブタ ,  *遺伝子 ,  *リポゲネシス ,  培養細胞 ,  遺伝子クローニング ,  遺伝子発現 ,  細胞分化 ,  生体内分布 ,  間葉系幹細胞 ,  転写因子 ,  *プロモーター領域 ,  骨格筋 ,  脂肪細胞
準シソーラス用語： *fad24遺伝子 ,  IBRS-2細胞 ,  トランス活性化 ,  KLF15

分類 (3件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  発生と分化  (EJ16020W) ,  豚  (FD02040U)

タイトルに関連する用語 (4件)： ブタ ,  分子 ,  転写 ,  解析