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J-GLOBAL ID：201202267764263557   整理番号：12A0346765

γ-Fe₂O₃@SiO₂コアシェルナノ粒子の緩和測定:被覆の重要性

Relaxometric Studies of γ-Fe₂O₃@SiO₂ Core Shell Nanoparticles: When the Coating Matters

著者 (12件)： PINHO Sonia L. C. (Univ. Aveiro, Aveiro, PRT) ,  PINHO Sonia L. C. (Univ. de Bordeaux, Pessac, FRA) ,  LAURENT Sophie (Univ. Mons, Mons, BEL) ,  ROCHA Joao (Univ. Aveiro, Aveiro, PRT) ,  ROCH Alain (Univ. Mons, Mons, BEL) ,  DELVILLE Marie-Helene (Univ. de Bordeaux, Pessac, FRA) ,  MORNET Stephane (Univ. de Bordeaux, Pessac, FRA) ,  CARLOS Luis D. (Univ. Aveiro, Aveiro, PRT) ,  VANDER ELST Luce (Univ. Mons, Mons, BEL) ,  MULLER Robert N. (Univ. Mons, Mons, BEL) ,  MULLER Robert N. (Center for Microscopy and Molecular Imaging, Charleroi, BEL) ,  GERALDES Carlos F. G. C. (Univ. Coimbra, Coimbra, PRT)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 116  号： 3  ページ： 2285-2291  発行年： 2012年01月26日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 種々の厚さに調製したシラン層で被覆された磁性結晶から成るシリカ被覆超小型超常磁性酸化鉄(USPIO)を合成し,超常磁性コアシェルナノ粒子(NP),γ-Fe₂O₃@SiO₂,の緩和に及ぼすシリカ被覆の影響を調査した。測定はTEM,磁気測定,緩和時間測定を用いた。磁気曲線をLangevin関数およびNMRD分析と適合させたところ,最も薄いシリカ層被覆粒子ではNMRD曲線と一致した。しかし被覆厚が増すにつれて,NMRDフィッティングにおいて反磁性寄与が無視できず,磁性粒子の寄与を加えなければならなかった。TEMによるNP径測定とNMRD分析との適合によるNP径測定結果では直線関係が得られたが,NMRDによるNP径はTEMからのNP径より大幅に小さい値だった。また,磁気測定と緩和時間測定により得たM_sat値にも相関関係があるが,反磁性シリカシェルの厚さが増すと超常磁性コアのM_sat値が著しく減少した。しかし,NMRDで測定したところ不透水シリカ層の場合よりもM_sat値の減少が小さかった。これらの結果からシリカ被覆の大部分が水を通すと考えられる。

シソーラス用語： *酸化鉄 ,  *ナノ粒子 ,  造影剤 ,  *被覆 ,  磁気測定 ,  *緩和時間 ,  反磁性 ,  粒子 ,  Langevin方程式 ,  透過型電子顕微鏡 ,  マグヘマイト ,  陽子磁気共鳴 ,  *二酸化ケイ素
準シソーラス用語： *シリカ ,  *コアシェル粒子 ,  磁性粒子 ,  超常磁性酸化鉄

分類 (2件)： その他の無機化合物の磁性  (BM06060P) ,  コロイド化学一般  (CB11010C)

タイトルに関連する用語 (4件)： コアシェル ,  ナノ粒子 ,  緩和測定 ,  重要性